ネタバレしてます。
「いざ島を統べんと」の文語調と「滾ってんだ」のべらんめぇ調の組み合わせはあまりバランスが良くないと思います。
うー……、新春から申し訳ないのですが、今回はちとアオリに少々ご意見申し上げたい。「素晴らしい朝」まではいいけど、「希望の朝」で「ゲームの始まり」と来ると『GANTZ』を連想せざるを得ないので、うーん、あんまり。もっと『嘘喰い』オリジナルな盛り上げを期待したいです。せっかくこれまで前人未到のゲームと人間生活のリアルな関係を描いているのだし。
奴隷さんが労働しています。みのるはぼんやりさんのように描かれていますが、いいやつだなあ。そんなみのるの元に逞しくなった皆が。一見器用に生きたのはメンマやみのるですけど、もし奇跡の生還が叶うなら、それは「男子三日会わざれば刮目せよ」になり得るのですね。これはカッコいい……!
そういう格好良い展開もありつつ。
私、チャンプさんの話を読んでいてすごく思うことが。もしかして、男の人って、女の人よりも自己批判が苦手なのかな。いや、すごく自分の欠点に自覚的だから、それを真面目に深刻にとらえることで、余計にそれに重みを感じて耐えづらいのかも。「謝れば許してもらえるよ!」なんてとても思えない。もう罪の意識でどうしようもない。だから、自傷してしまうの、かな。自傷してどんどん汚れて行く。仕事も諦めて、勉強も諦めて、って、少し自傷行為に似てる気もする。自分には、真面目に働いて報われる資格なんてない、と、心のどこかですごく自分を責めてるんじゃないかな。
自分のダメさがいやでいやでしょうがなくて、少しでもましな人間になりたくて憧れて、そして「こんなふうに振舞わなきゃ」と思って生まれたのが、「ぶっちぎりの奴隷キャラ」だったりしてね、と少し想像しました。
私は女ですけど、自分の「こうあるべき」の像が歪んでると、そんなふうに他人におかしな押し付けをしてしまう人物像を演じてしまうこと、身に覚えがあるので。
チャンプさんを見ていると、自分の想像外の人間の可能性に何度も気づかされますね。チャンプさんは、確かにリアルでも戦える人だと思います。だけど、同時に、もしもプロトポロス的な社会が在り得るなら、彼はそこでも生きていけるタイプの人間ということではないかな。
社会制度や状況は、移り変わるものだから。
ある環境化においては淘汰される性質が、別の環境下では行き抜くのに不可欠な性質だったりする。
チャンプさんて、多分、ポテンシャルがだいぶ高いタイプの人ではないでしょうか。プロトポロスでもリアルでも、きっといい仲間を見つけて、元気に頑張れるのだと思います。
貘さんはギャンブル仲間が増えてご満悦な感じです。(違)
さて舞台はいよいよ戦争。
きゃっほう、次は誰が出てくるのか!
「いざ島を統べんと」の文語調と「滾ってんだ」のべらんめぇ調の組み合わせはあまりバランスが良くないと思います。
うー……、新春から申し訳ないのですが、今回はちとアオリに少々ご意見申し上げたい。「素晴らしい朝」まではいいけど、「希望の朝」で「ゲームの始まり」と来ると『GANTZ』を連想せざるを得ないので、うーん、あんまり。もっと『嘘喰い』オリジナルな盛り上げを期待したいです。せっかくこれまで前人未到のゲームと人間生活のリアルな関係を描いているのだし。
奴隷さんが労働しています。みのるはぼんやりさんのように描かれていますが、いいやつだなあ。そんなみのるの元に逞しくなった皆が。一見器用に生きたのはメンマやみのるですけど、もし奇跡の生還が叶うなら、それは「男子三日会わざれば刮目せよ」になり得るのですね。これはカッコいい……!
そういう格好良い展開もありつつ。
私、チャンプさんの話を読んでいてすごく思うことが。もしかして、男の人って、女の人よりも自己批判が苦手なのかな。いや、すごく自分の欠点に自覚的だから、それを真面目に深刻にとらえることで、余計にそれに重みを感じて耐えづらいのかも。「謝れば許してもらえるよ!」なんてとても思えない。もう罪の意識でどうしようもない。だから、自傷してしまうの、かな。自傷してどんどん汚れて行く。仕事も諦めて、勉強も諦めて、って、少し自傷行為に似てる気もする。自分には、真面目に働いて報われる資格なんてない、と、心のどこかですごく自分を責めてるんじゃないかな。
自分のダメさがいやでいやでしょうがなくて、少しでもましな人間になりたくて憧れて、そして「こんなふうに振舞わなきゃ」と思って生まれたのが、「ぶっちぎりの奴隷キャラ」だったりしてね、と少し想像しました。
私は女ですけど、自分の「こうあるべき」の像が歪んでると、そんなふうに他人におかしな押し付けをしてしまう人物像を演じてしまうこと、身に覚えがあるので。
チャンプさんを見ていると、自分の想像外の人間の可能性に何度も気づかされますね。チャンプさんは、確かにリアルでも戦える人だと思います。だけど、同時に、もしもプロトポロス的な社会が在り得るなら、彼はそこでも生きていけるタイプの人間ということではないかな。
社会制度や状況は、移り変わるものだから。
ある環境化においては淘汰される性質が、別の環境下では行き抜くのに不可欠な性質だったりする。
チャンプさんて、多分、ポテンシャルがだいぶ高いタイプの人ではないでしょうか。プロトポロスでもリアルでも、きっといい仲間を見つけて、元気に頑張れるのだと思います。
貘さんはギャンブル仲間が増えてご満悦な感じです。(違)
さて舞台はいよいよ戦争。
きゃっほう、次は誰が出てくるのか!