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花咲かブログ

おたく女ののんびり生活

嘘喰い第255話「special journey」:ネタバレ感想

2011年10月10日 10時21分54秒 | 嘘喰い
ネタバレしてます~





突然カラカルさんの食事風景。と、思ったら飛行機内ですか。
CAさんの制服がスリット入りだし、ミニだし、ほわわ……色っぽいです。
そしてお給仕中のCAさんはエプロン姿、だったような?

そして私もまた常人……。
カラカルがCAさんを引き止めた瞬間、てっきりセクハラ目的かと。(いやそのあの、ピーチの前科があるから……)

ところで、全航空の機内ということで、このCAさんは日本人だと思ってよいのでしょうか。日本人は、差別対象では。いや、女性はOKなのかな。

全体的に、なんとなく不思議。
カラカルがこうも気安く人と接しているのも不思議な感じ。

それはそう。夢の中だから。
全体的に、少しずつ少しだけ、不思議な感じなのかも。現実のような、まさに夢の中の話のような。

このCAさん自身も実在したのかどうか。

細かいところでは、カラカルがパンの耳らしきものを残しているところに、強いリアリティを感じます。こういう嗜好の個人が存在して動いている、というのが実感されるのです。

CAも面白い人ですね。占い師なんて、合っているのでは。
ちょっと風変わりで(自信過剰で)、物事ズバリズバリと口に出す。
これで当たってなかったら痛い人ですけど、冴えてるみたいなので、この人は面白い人だと思います。

カラカルの飛行機貸切の理由は、居眠りして飛行機が墜落してしまわないように……、が1番かなあ? と思いつつ、同率1位はこの「気さくな話をしたい」ということなのかな。

ここでカラカルのそんな一面(安心してくつろげる場を欲していた)があるからこそ、後の彼のラストシーンが、心に残るのですけど。悪逆非道な差別主義者というだけではない。彼の心に触れた人間にとっては、彼の人間らしい弱さのようなものを感じ取れるという。

徐々に現実現在のカラカルとリンクがおきつつ、不穏さが漂って来ます。
「きもちいい」は、睡眠カラカルが登場したときから、風に打たれるたびに呟いていた印象的なセリフ。
あの頃は、やけどしたばかりだから冷たい風が気持ちいのかと思いました。
次に、ロデムとともに落下しながらの「きもちいい」は、痛覚がないどころか、神経回路が異常なつながり方をしていて痛みが快に感じられるのかな、と、少しぞっとしました。

でも、あれは、気分とリンクしてたんですね。上空の高みに憧れると言う。

カラカルの状況が機内から、斑に病室に。
過去を知らないカラカルの子どもの頃の記憶?

と思った瞬間に、うわー、怪物お目覚め!!
いやはや、すごい重傷……。
しかもこんなところにマーティン。あっさりとチェーンソー。

これは衝撃的です。
ニコラ。ニコラだったの、カラカル!!

ニコラは斑耳だったんでしょうか。
それで気付いたのかなー、マーティンは。いや、そんな簡単な理由ではないかもしれないですけど。

睡眠障害発生のつじつままできっちり合わせて話がまとまっとる。
す、すごい!!
カラカルは貘さんと知恵比べに突入するのかなとも思ってましたが、ちょっとだけ謎を残して退場の模様。この因縁持ちの二人を雇用しているボスは一体何者なのであろうかと。
私的には、マーティンがかなりの嫌悪対象なので、彼も退場したことに少しほっと感が。

カラカルのラストも衝撃的でした。
まさか快楽殺人鬼の餌食になるとは。
作中最強クラスの男の最後としては、衝撃度、人物背景のストーリー、因果応報の結末までの構成に、最後の最後で明かされた内面など、見事なオマージュを捧げた描写と感じました。

謎多き男の謎が一気に明かされて、一気に衝撃の結末。

しかし地上1万メートルに存在できる、って、一体何者なんだろう。
日本で何を手に入れるつもりだったんだろう、カラカルは。
ただ賭郎のお屋形様になるだけで、1万メートルではないようにも感じます。

そして次回はとうとう。
ツイッターで迫先生が「好きな回」と仰っていた回(のはず)。
楽しみです~。


↑ごめんなさい。嘘つきました。よく調べてみたら、今週がまさに該当回でした。<(_ _)>

そうかー! そう思うと、この構成の妙が駆使されたミステリー調の展開、私も好き、というか、『嘘喰い』の面白さはこの意外性を楽しませてくれる構成力の高さが大きな要因、と思っております。以前の、夜行さんと貘さんの車内の爆弾駆け引きとか。
面白かったです~。


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