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ワークスな日々

1994年もののスズキアルトワークス CR22Sについての個人的な備忘録

レーシングカート体験記Ⅳ

2007-11-14 20:36:25 | MotorSports

16:00頃、帰り始める予定だった。
来る前は15:00でいいかなと思っていたぐらいだったが、
結局のところ閉園の17:00まで遊んでしまいそうな勢いだった。

下の子は疲れてもう帰りたいと言い始めていたが、
(遊園地に飽きたのではなく、自分の思い通りにならないのが
 気に入らなくなってきただけ。)
往生際悪く、最後にもう一度10周に挑戦することにした。

もう一度、2,500円を払いチケットを購入。
誓約書を書いて、走行受付へと向かう。

今回は8号車だ。

今回はプロテクタを着けた男性と女性のお二方と同時スタート。
オフィシャルも心得たモンで、お二人をスタートさせてから
俺に合図が出た。
(グリッドは俺の方がインサイドだったため、「え?いいの?」
 みたいな空気が流れたが、俺にはありがたいことだった。
 (まちがいなくつつき回される状態になっただろうから。))

コースインしてからは脳内で練っていたラインをトレースすることに
専念する。




狐の嫁入りな雨がぱらつき始めた。
しかも②コーナー立ち上がりから③コーナーへの立ち上がりは
真正面から夕日が照っており、前が見えづらい。

⑤コーナーへのブレーキングが効かない!
なんじゃこらぁと思いながら、カートの個体差かと思い直し、
ブレーキの効きを確認しながらオープニングラップを終了。
タイムアタック開始!

3周目、⑧コーナーへの進入で無理をしすぎてスピン。
既に⑦コーナーを立ち上がりつつあるマシンをやり過ごしてから
コース復帰。⑨コーナー手前でもう1台を前に行かせる。

6周目あたりから9号車に近づき始める。
3周タイムアタックに挑戦している人のようで、俺より若干遅い。
抜けたら抜くが、接触はしたくないので無理はできない。

7周目①コーナー立ち上がりから②コーナー③コーナーへのつなぎで
ラインの差が出たようで、③コーナー手前で追突しかけた。
ブレーキでスピンしかけるが仕方ない。その後④コーナーから
⑤コーナーへのストレートでラインを大外に構える。
⑤コーナー立ち上がりでインが開いたら挿せるかなとクリップを
最奥に取ろうと考えた。

が、9号車は⑤コーナーでスピン。
もしかしたら俺が変なプレッシャーをかけてしまったかもしれない。

9号車をパスするとクリアラップになったようだ。
最後のアタックを敢行。

必死に走ったタイムは、

1周目 43.447
2周目 42.370
3周目 53.167
4周目 42.641
5周目 42.056
6周目 42.256
7周目 45.414
8周目 42.273
9周目 41.963
10周目 41.494(BestLap)

2007/11/12 16:26:04 コース:ドライ

この時点でのコースレコードは、16:16に記録された33.811。

どちくしょ~~~~!!!!

クラスBで37.999を切ると、MSL「A」にステップアップできるんだが、
どう見てもこの前に40秒の壁があるようだ。

「40秒には壁があるんですか?」

「え~っと、このぐらいかな。(親指と人差し指を指3本分ぐらい開ける)」

「低! おわっとるがな(笑」

「でも本人がこのぐらいの高さなら(指4本分)こんな壁でも
 大変なわけですよ。」

「それはその通りですね。」

「ただ今日のコンディションで、このタイムはまぁまぁ走れてますよ。」

「と、言いますと?」

「完全にドライじゃないんです。雨ぱらついていたでしょ?
 走ってると速度が速いからコース上ではほとんど見えてないと
 思いますけど、これぐらいの雨でも結構路面は濡れてて影響は出ます。」

「具体的にはどのぐらいタイムを損してますか?」

「2秒ぐらいかな。」「うん、2秒ぐらいやね。」

「そうですか・・。その言葉を信じて生きていくことにします。」

「また挑戦に来てください。」

「かなり先になりそうですが(笑」


さて、腕の方はそんなに問題なく(だるいのはだるいが)
強烈な渋滞を抜けてからは、順調に走り帰宅することができた。

往復してどこで休憩を入れるかなどの情報も仕入れたし、
日帰りで来ることも十分可能とも思われる。
また機会があれば挑戦してみたい。


いや、絶対に挑戦する!


帰宅後、自宅周辺にカート場がないかどうか調べてみる。
確か20km圏内にあったと思ったが、そこの情報はネット上にはなかった。
また今度周辺に行ってみようと思う。

それ以前に、息子が乗れるカートをレンタルしている場所だ。
あんなおもしろいものを体験させずにいることはない。
本人も興味があるうちに一度は乗せてやろうと思う。

その上で本人がびびって乗らないなら仕方のないことだしな。


で、いろいろと調べていくと、俺の走り方に根本的な間違いが
あることがわかった。

コーナーでイン側に体を傾けてしまっている。
体ごとステアリングを回しに行っているんだ。
バイクに乗っていたからだろうか。横Gに対抗するために
体を内に倒して乗ってしまっている。
(もちろんビデオ撮影を愛する妻に頼んでおいたので、
 それを見直しての感想。)

カートにはデフがない。後輪は左右で直結されている。
つまり、内側の後輪が滑るか浮くかしないと曲がらない。
ということは、内側の荷重はできるだけ抜く必要がある。

正解はアウト荷重になる。

イン側に荷重をかけるのは曲がらないようにしているも同然だった。
だからブレーキが多くいるし、ステアリングも多く切らなければならない。
どちらとも貴重な運動エネルギーをなくしてしまう行動だ。

イン側の後輪を浮かせて走っている画像を見て、そんなにつっこめるのか
と思っていたが、あれは速く走るためのテクニックだったんだ。

先に調べておけと言うのは後の祭りなんで考えないようにしよう。
次に挑戦するときに大きな課題ができたじゃないか。

ドライなら荷重を外に持って行く気持ちを持つぐらいで十分らしいが、
ウェットなら外荷重をかなり意識する必要があるそうだ。

次回挑戦までに1日1度は「コーナーでは外荷重」と唱えることにしよう。
ワークスに乗りながら練習してみようかな(笑


レーシングカート体験記Ⅲ

2007-11-14 20:28:35 | MotorSports

翌日、10時の開園と同時に遊園地に入り、少し子供たちと遊ぶ。
そしてすぐにカート場へと向かった。

券売機に2,500円を入れてチケットを購入。
ライセンスとスタンプカードを提示して、誓約書にサイン。
11:00前の受付だったため、2,000円でいいということになり、
500円返ってきた。

ライセンスを持っているのでミーティングはなし。
インナーキャップを取って走行受付へと向かう。
走行受付で誓約書を出して、メットと手袋を着け、オフィシャルの指示を待つ。

今日も18号車だった。

コース上には誰もいない。
全週クリアラップだ。タイムを出すには絶好の条件。
ただし路面温度が若干気になるところだ。

イグニッションを回し、エンジンをスタート。
オフィシャルの合図を待ってコースイン。

昨日、3周走っただけで腕がパンパンだった。
10周保つかどうか若干不安だったが、いけるところまで行くつもりだ。
昨日の夜寝付けないまま脳内で練ったラインをトレースすべく、
ステアリングを操作する。




1周目⑤コーナーでスピン。エンジンストール・・・・。
オフィシャルがくるかとちょっと待つが、来る様子もないので
キーを回して再スタート。気温の関係でかぶり気味なところに、
ブレーキ踏みすぎてロックさせたのがよろしくなかったらしい。

2周目、3周目もスピンしてしまう。だが別に焦りはない。
ここまで行けばスピンすると体感できていることでよしとする。
だいぶ余裕ができてきたようで、視野が広がっているのがわかる。

さて、タイムは、

1周目 1'03.201
2周目 50.809
3周目 47.432
4周目 44.298
5周目 43.228
6周目 43.593
7周目 47.917
8周目 42.771
9周目 41.972
10周目 41.802(BestLap)

2007/11/12 11:09:04 コース:ドライ

脳内で思っていたラインが全く取れず。ものすごい悔しかった。
確かに3秒タイムアップしているが、俺としてはもっといけていたと
思いこんでいた。

この時点でのコースレコードは、10:46に記録された37.779。

タイム表をみて唸っている俺に、係員がコースレイアウトを見せながら
いろいろと教えてくれた。

①コーナーはアウト・イン・イン。でないと②コーナーへのアプローチが
厳しくなるから。
②コーナー③コーナーはできるだけ直線的に、④コーナーのブレーキングは
いらない。アクセル閉じるだけで十分。
⑥コーナー⑦コーナーは複合コーナーの定石通り、一つのコーナーとして処理。
ただし、⑥コーナーではインにつかず⑦コーナー奥にクリップを置く。
ブレーキングはいらない。スピンを避けるためにアクセルを閉じる人はいる。
⑨コーナーもブレーキング必要なし。

ブレーキを使うのは、①⑤⑧コーナーの手前3カ所のみらしい。

俺は全コーナーの手前で大なり小なりブレーキを使っている。

どうやら攻略が根本的に間違っているようだ。
走る前に説明を聞けというのは後の祭りなんで考えないようにする。

とにかく悔しい。

午前中にカートに乗ることにしたのは、腕が上がらなくなった場合、
帰りの運転に支障が出るかもしれないからと思ったからだ。

しかし、悔しさからもう一度乗ることも頭の隅に入り始めた。

観覧車に乗りながらカートコースを眺める。
う~・・・・。ぢぐじょう・・・・。


続く

レーシングカート体験記Ⅱ

2007-11-14 20:26:16 | MotorSports
さあ、いよいよカートに乗り込む。18号車だった。
イグニッション付き、自動遠心クラッチ付きなんで、ブレーキを踏んだまま
キーを回しエンジンをかける。

オフィシャルの合図でコースイン。

①コーナー手前でブレーキ。すぐにロックして軽くケツを振る。
必死でカウンターを当てて、②コーナーへ。軽くブレーキを当てて
③コーナーを抜ける。
④コーナー手前でまたブレーキ、ストレートを全開で走り抜ける。
⑤コーナーのブレーキングが難しい。ロックしてスピンしそうになる。
バックストレートを全開で走り抜けて、⑥コーナーへターンイン。
⑦コーナーで必死に車を押さえつけ、⑧コーナーへアプローチ。
ここも難しい、スピンしやすい場所だ。
最終⑨コーナーを立ち上がって1周。どうにもアンダーに感じる。
コントロールラインを越えて①コーナーへ向けてアクセル全開だ。



如何に速度を殺さず(回転を落とさず)コーナーをクリアするかが
問題と思った。
いったん速度を落とすと取り戻すのに時間がかかる。

54km/hはいつも見慣れた速度だが、着座位置の関係で体感は倍以上と
いうことらしい。
だが、速度で怖いとは思わなかった。
ステアリングが重い。ステアリングには前輪の方向を変えるという仕事と
ともに、体がカートから放り出されないように捕まっておく場所という
役目もあるので、どうしても力を入れて握ってしまう。
別に放り出されるとも思わなかったが。

肝心のタイムは、

1周目 50.142
2周目 46.084
3周目 44.904(BestLap)

2007/11/11 13:51:28 コース:ドライ

とにかく必死だった。スピンも何度かしたし、接触もあった。
(最終コーナーの立ち上がりで俺がミスったところに後続が避けきれず
 サイドボックスが接触した。)
なんやかんやわからないうちに3周が終了。

ちなみにこの時点でのその日のレコードは、13:47に記録された34.384。

完走した段階で、MSL(モータースポーツランド)Bライセンスを取ることができた。







これでBクラスのカートに10周乗ることができる。
絶対に次の日も乗ってやると思いつつ、子供たちと遊園地に戻った。


続く

レーシングカート体験記Ⅰ

2007-11-14 20:22:22 | MotorSports
今回、家族旅行として鈴鹿を選んだ理由は、やはり俺自身がモータースポーツファン
だからというところが大きいだろう。

候補地として香川県や和歌山県も考えたのは考えたが、ここはやっぱり
国際サーキットを見てみようというのが一番大きかった。

で、行く前からかなり楽しみにしていたのが「レーシングカート」だ。

上の息子も乗ってみたいと言っていたし、できれば乗せてやりたかったが、
身長が微妙に足らず今回は無理だった。
だが、たとえ息子が泣こうが喚こうが、俺は乗ることに決めていた(鬼


というわけで、鈴鹿サーキットに併設されている遊園地モートピアの中。
モータースポーツランドに含まれるレーシングカートに乗ってきた。


使用されるカートはすべてイタリアビレル社製のフレームを使用し、
エンジンはホンダの4サイクル単気筒のものを積んでいるようだ。

カテゴリ?としてS・A・B・Cに分かれており、S・A・Bはロングコースを
Cはショートコースを走るようになっている。

A・B・CではホンダGX200という200ccのエンジンを使い、Cは最高速度45km/h。
Bでは54km/h。Aでは57km/hだそうだ。
GX200は最大出力6.5PS/3,600rpm 最大トルク1.35kgm/2,500rpmらしい。
Cではデチューン、Bでノーマル、Aでチューニング済みということらしい。
SはGX270という270ccのエンジンを積み、最高速度60km/hとなっている。

Cには遠隔制御装置もついているらしいんで、ジュニアなヤツも安心して
利用できるというふれこみになっている。

適正身長は140cm以上。うちの息子は135cmだった。

さて、普通免許所持またはカートライセンスを所持している場合は、
Bクラスからスタートできる。
それ以外の人はCクラスからスタートだ。
Cクラスで13.999秒を切ると、モータースポーツランドライセンスCがもらえるので
Bクラスに挑戦することができるようになる。

俺はもちろんBクラスからスタートした。
周回数は3周になる。
受付で1,200円支払い、免許所を提示。誓約書にサインをする。
そのまま受付に向かって右手の階段を下り、ミーティングルームで待機。
ドライバーズミーティングを受ける。

服装やカートの構造、ピットアウト・ピットインの時の合図、周回数、
コースの概要の説明をうけて、インナーキャップ(メットの下にかぶる紙製の帽子)
を取って走行受付へと向かう。
周回数はピットアウトしてコントロールラインを通過してからタイムアタック
3周、チェッカーを受けてからピットインとなるので5周走ることになる。







コース概要はこんな感じだ。全長472m・コーナー数:9
(①~⑨までの数字は俺が書き込んでみた。)

ロッカーに荷物を入れて、インナーキャップをかぶってからメットをかぶる。
メットはレンタルで無料となっている。
イボ付きの軍手をはめる。これもレンタル。右手が青、左手が赤になっているが、
これは遊園地内のモトフィールドでキッズバイクに乗るときに借りるものと
同じになっているようだ。
右でアクセルを操作、左でブレーキを操作と説明するときに、青い方で進む
赤い方で止まると説明していた。

続く