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Scalable Vector Graphics等,不定期

image-rendering

2006-12-06 | 仕様
image-renderingプロパティは、ラスタ画像の処理の最適化の手がかりを与える際に使われます。

image-renderingプロパティによって、ラスタ画像の処理について速度と品質のどちらを優先して行うかを判断するための手がかりが与えられます。
SVG Tiny 1.2では外部のCSSをサポートしていないので、image-renderingプロパティの値を指定する場合はimage-rendering属性を利用します。

image-rendering属性の値は"auto"、"optimizeSpeed"、"optimizeQuality"、もしくは"inherit"です。
"auto"の場合は、ユーザエージェントが速度と品質の適切なバランスをとるべきことを示しますが、品質が速度より重要視されるべきです。少なくともnearest neighbor resamplingと同等の品質のアルゴリズムが用いられるべきですが、bilinear resamplingが強く好まれます。
"optimizeSpeed"の場合は、ユーザエージェントが速度を品質よりも優先するべきことを示します。少なくともnearest neighbor resamplingと同等の品質の高速に描くことのできるアルゴリズムが用いられるべきです。
"optimizeQuality"の場合は、ユーザエージェントが品質を速度よりも優先するべきことを示します。少なくともbilinear resamplingと同等の品質のアルゴリズムが用いられるべきです。

例えば、
image-rendering="auto"
のように書けば、ラスタ画像の処理についてユーザエージェントが速度と品質のバランスをとるべきことを示します。

image-rendering属性の値にかかわらず、リサンプリングは24bit色空間で行われなければなりません。

image-rendering属性がない場合は"auto"として扱われます。

text-rendering

2006-12-05 | 仕様
text-renderingプロパティは、文字列の描画処理の最適化の手がかりを与える際に使われます。

text-renderingプロパティによって、文字列を描く際に速度、読みやすさ、幾何学的な正確さのどれを優先して行うかを判断するための手がかりが与えられます。
SVG Tiny 1.2では外部のCSSをサポートしていないので、text-renderingプロパティの値を指定する場合はtext-rendering属性を利用します。

text-rendering属性の値は"auto"、"optimizeSpeed"、"optimizeLegibility"、"geometricPrecision"、もしくは"inherit"です。
"auto"の場合は、ユーザエージェントが速度、読みやすさ、幾何学的な正確さの適切なバランスをとるべきことを示しますが、読みやすさが最も重要視されるべきです。
"optimizeSpeed"の場合は、ユーザエージェントが速度を読みやすさや幾何学的な正確さよりも優先するべきことを示します。時として、アンチエイリアス処理を行わないことがあります。
"optimizeLegibility"の場合は、ユーザエージェントが読みやすさを速度や幾何学的な正確さよりも優先するべきことを示します。しばしば、アンチエイリアス処理、組み込みのフォントヒンティングの一方あるいは両方を行います。
"geometricPrecision"は、ユーザエージェントが幾何学的な正確さを速度や読みやすさよりも優先するべきことを示します。通常、フォントヒンティングを行いません。

例えば、
text-rendering="auto"
のように書けば、文字列を描く際にユーザエージェントが速度、読みやすさ、幾何学的な正確さのバランスをとるべきことを示します。

text-rendering属性がない場合は"auto"として扱われます。

shape-rendering

2006-12-04 | 仕様
shape-renderingプロパティは、図形の描画処理の最適化の手がかりを与える際に使われます。

shape-renderingプロパティによって、図形を描く際に速度、ふちの鮮明さ、幾何学的な正確さのどれを優先して行うかを判断するための手がかりが与えられます。
SVG Tiny 1.2では外部のCSSをサポートしていないので、shape-renderingプロパティの値を指定する場合はshape-rendering属性を利用します。

shape-rendering属性の値は"auto"、"optimizeSpeed"、"crispEdges"、"geometricPrecision"、もしくは"inherit"です。
"auto"の場合は、ユーザエージェントが速度、ふちの鮮明さ、幾何学的な正確さの適切なバランスをとるべきことを示しますが、幾何学的な正確さが最も重要視されるべきです。
"optimizeSpeed"の場合は、ユーザエージェントが速度をふちの鮮明さや幾何学的な正確さよりも優先するべきことを示します。時として、アンチエイリアス処理を行わないことがあります。
"crispEdges"の場合は、ユーザエージェントがふちの鮮明さを速度や幾何学的な正確さよりも優先するべきことを示します。直線や曲線(可能であれば垂直線や水平線に近いものだけ)に対してアンチエイリアス処理を行わない場合や位置や線幅をデバイスの画素にあわせるように修正することがあります。
"geometricPrecision"は、ユーザエージェントが幾何学的な正確さを速度やふちの鮮明さよりも優先するべきことを示します。

例えば、
shape-rendering="auto"
のように書けば、図形を描く際にユーザエージェントが速度、ふちの鮮明さ、幾何学的な正確さのバランスをとるべきことを示します。

shape-rendering属性がない場合は"auto"として扱われます。

color-rendering

2006-12-03 | 仕様
color-renderingプロパティは、色の補間や合成処理の最適化の手がかりを与える際に使われます。

color-renderingプロパティによって、色の補間や合成の処理について速度と品質のどちらを優先して行うかを判断するための手がかりが与えられます。
SVG Tiny 1.2では外部のCSSをサポートしていないので、color-renderingプロパティの値を指定する場合はcolor-rendering属性を利用します。

color-rendering属性の値は"auto"、"optimizeSpeed"、"optimizeQuality"、もしくは"inherit"です。
"auto"の場合は、ユーザエージェントが速度と品質の適切なバランスをとるべきことを示しますが、品質が速度より重要視されるべきです。
"optimizeSpeed"の場合は、ユーザエージェントが速度を品質よりも優先するべきことを示します。RGB表示デバイスにおいては時として、色の補間や合成の処理をデバイスの色空間で行います。
"optimizeQuality"の場合は、ユーザエージェントが品質を速度よりも優先するべきことを示します。

例えば、
color-rendering="auto"
のように書けば、色の補間や合成の処理についてユーザエージェントが速度と品質のバランスをとるべきことを示します。

color-rendering属性がない場合は"auto"として扱われます。