externalResourcesRequired

Scalable Vector Graphics等,不定期

a

2006-11-16 | 仕様
a要素は、リンクを示す際に使われます。

a要素によって、ハイパーリンクやウェブリンクとしても知られるリンクが指定された要素に関連付けられます。
SVG Tiny 1.2ではXLink仕様で定義される単純リンクをサポートします。単純リンクは、ローカルとリモートの2つのリソースの間のローカルからリモートへの一方向リンクです。
クリック等によりリンクが活性化されるとローカルからリモートへリンクがたどられます。
パラメータとして、リモートのリソース(リンク先)のIRI等を指定します。

リモートのリソースのIRIを指定する属性がxlink:hrefです。
リンクの種類を指定する属性がxlink:type、リモートのリソースのプロパティについて記述されたリソースのIRIを指定する属性がxlink:role、その内容を人間にわかりやすいように記述する属性がxlink:title、リモートのリソースのローカルのリソースに対する関係について記述されたリソースのIRIを指定する属性がxlink:arcroleです。
リモートのリソースを再生する対象を指定する属性がtargetです。

a要素の子孫の要素がローカルのリソースとなります。

例えば、
<a xlink:href="sample.svg">
<rect x="10" y="10" width="200" height="100"/>
</svg>
のように書けば、左上の頂点が(10,10)、幅200、高さ100の矩形がローカルのリソース、sample.svgがリモートのリソースになり、矩形をクリックすることで表示内容がsample.svgの内容に変わります。

xlink:href属性は指定されない場合は空の値("")として扱われます。空の値が指定された場合にはリンクはたどられません。
xlink:type属性の値は常に"simple"です。xlink:type属性を記述する必要はありません。
target属性は指定されない場合は"_self"として扱われます。すなわち、リンクをたどることでSVG文書の内容が表示されている領域がリンク先のコンテンツに置き換えられます。