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＃アカデミー賞 『冬のライオン』（The Lion in Winter）(1968年)

2013-07-10 06:00:00 | 映画専科












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アカデミー賞


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Oscar+Text
アカデミー賞（Wikipedia）






『冬のライオン』（The Lion in Winter）(1968年)
主演女優賞(キャサリン・ヘプバーン)、脚本賞



監督

アンソニー・ハーヴェイ


主なキャスト

ピーター・オトゥール, キャサリン・ヘップバーン, アンソニー・ホプキンス, ティモシー・ダルトン


ストーリー

ジェームズ・ゴールドマンの舞台劇を映画化した歴史ドラマの名作。1183年、クリスマスが迫るある日の夜。イギリス国王・ヘンリー2世は、後継者を決めるために一族を召集するのだが…。ピーター・オトゥール、キャサリン・ヘップバーンら名優が共演。


レビュー

●どの国民も自国の歴史は自分のめがねで見る。
イングランド王ウイリアムなどイギリス人は無邪気に
「征服王ウイリアム」・「ノルマン朝の成立」などとよんで喜んでいるいるけれど、
これはノルマンディ公というフランスの一豪族が強行した、
乱暴な征服事業なのであって、本来英国人にとっては屈辱的な話なのである。

中世初頭のこの当時、国民国家イングランドなど存在せず、
イングランド人によるイングランドが形作られてくるのは、数百年後のこと。
父アンリ・兄リシャール死後アンジュー家領地を継いだ末弟ジャン（ジョン失地王）は
その後フィリップ二世・フランス王らによって大陸から駆逐され、
止む無くイングランドに渡り、その地の経営に専念、
次第に土着化（イングランド化）していく。
イングランドが独自の歴史を歩み始めるのはこのあたりからである。

英国人が、征服王ウイリアムといい映画のヘンリー二世といい
自国の歴史に取り込むのは勝手だが、これら「イギリス王」が「フランス領土」を
支配していたという理解は全く誤りで、事実はその逆、
イングランドという地域がフランス人の支配を受けていたのである。
誤れる英国史観に我々が乗ることはない。


出典：Amazon.co.jp



★コメント

○イギリスの俳優陣は豪華ですねぇ。
「英仏百年戦争」に興味のある方は必見ですねぇ。




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