長い長いと思っていた4週間の実習
でも、もう残すところ1週間になってしまった。
慣れてきたとはいへ毎日授業を持ったあと、部活の練習に参加したりすると帰ってきたときにはクタクタ…
ベットに入る前に眠ってしまい、目が覚めたときにはもう出勤時間というような事も多々ありました。
朝、学校に行くときって憂鬱…朝の会も生徒も眠そうだし…
でも、授業が始まるとそうは言ってられないから無理やり自分のエンジンをかけます。
授業も一進一退と言うか、クラスによっても転で反応が違う…
研究授業もあるので進度も気にしなければいけない中、金曜日の1時間目、担当の2-1授業。
担当クラスだし、生徒ともいい関係も出来ていたのでいつもいい授業が出来ていたのでしたが、今回は酷いモノでした…
先に2クラス同じ授業をやっていたので授業内容はだいぶ煮詰めていました。
授業が始まって直。今までの復習を兼ねて確認の複合問題を解かせました。
直列回路と並列回路の混合回路の問題。他の2クラスは理解してくれてこの位は解けるんだなっと実感していたのですが。
1組の生徒に同じ説明をしたとき
「先生~わかりません!!」
っと生徒の一人が言いました。
正直、その瞬間はハッキリと言ってくれたので嬉しかったのですが、説明してもわからない様子
しかも、他にもわからないと言う生徒もいました。
さらに、説明をして理解できて
「アッわかったそういうことか!」と言う生徒もいれば
「わかりません」
と言う生徒も…
本当は、実験を済ませたいと思っていたのですが、わからない生徒をそのままにするわけにはいけないので、個別に教えていました。何とか、理解してもらえた(たぶん…)頃には10分もあれば終了する問題が終わってみたら30分も過ぎてしまっていました。
しかも、先に理解している生徒はその間何も出来ない…
もう、実験する時間は無いのでその時間は次の実験の説明をして終わってしまいました。
実験をしていても思ったのですが、どうしても早く終わるところと遅いところが出来てしまう。
教科担当の先生からも、最近問題になっている『学級崩壊』『授業崩壊』をさせないためにも、優秀な生徒、授業に出すような基本的な問題を直に解ける生徒を退屈させないために、授業も一本道ではなくて時間が出来たときに生徒に解かせておくような問題を用意しておくなど、複数の道を持つ授業をしていたほうがいいと教えていただきました。
本当にクラスによって全然反応が違うのですね…
一方、前回説明だけの退屈な授業をやってしまった2-3ではメリハリを意識して説明よりも生徒に考えさせる授業を意識して挑んだ授業はなかなかだったと自分で思っていました。
捨てる神と拾う神。実習をしていてそういった一喜一憂が毎日繰り返されます。
そして授業以外にも…
今週は、来月駅伝があるので選抜メンバーの練習に参加して12分間走を走りました。その後は、いつものように野球部の練習に参加して50mダッシュを40本。中学生と一緒になって汗と埃まみれになって走り回っていました。
駅伝練習も野球の練習も一緒になって練習に参加していると、実習生として練習を外から傍観して指導しているよりもずっと!100倍!!生徒が話を聴いてくれるのです。
生徒と同じ目線に立って指導する事ってこういう事なんだなっと、走り終わってハァハァっと息を切らしている中そう思いました。
走っている最中、「先生がんばって~!!」と声援を送ってもらえたのも嬉しかった!!
野球も下手ながらも一緒になって声だけは負けずに参加することで、あまり話しが出来なかった生徒とも話が出来るようになった。
そんな、実習生活もあと1週間…新人戦なので授業もほとんど無い…
せっかく、生徒といい関係を作り始めてきたのにもうお別れ…なんて寂しい…
4週間なんて短い。もっと生徒と時間を共にしたいっと切実に思う。
担当の先生も、その他私と歳の近い新任の先生もいい人ばかりでとても恵まれた環境で実習させていただいています。
小さな中学校なので少しでも私が役に立てばと思い一生懸命にやってきました。
残り、1週間は少しでも多くの経験を積んで、来年現場に出たときに役に立つ経験を詰め込めたいと思います。