東京新聞へ投書「三百字小説」
世界を震撼させた九・一一事件の後。
平和学者のガルツゥングは、
ブッシュ大統領に向かって「国家のための人間か。人間のための国家なのか。どっちなんだ」と詰め寄り、
オサマビンラディン氏に向かっては「宗教のための人間か。人間のための宗教なのか。どっちなんだ。応えてくれ!」と呼び掛けた。
これに応えられれば、本質に目覚めに違いないとの強い願いを込めて。
ガルツゥングは、招待があれば、いつでも出かけていく覚悟を決めていた。恐怖はなかった。
両当事者は、別の道に向かって漕ぎ出す政治決断も可能なのだ。
「応えてくれ!」今も彼は祈り続けている。
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