高知・コスタリカ友好交流を創って行く会

この会の趣旨目的は、平和学の調査研究。特に、国連平和大学のカリキュラム「ジェンダー&ピースビルディング」です

ノーポリス、ノーWar

2009年11月24日 18時27分55秒 | 【リレー小説】~修復的正義~
クリスマスの少女達/ 原作 山下安音

降り積もる雪の街角で、制服姿の園児達が、大きなお鍋を囲み、目の前を通る人たちに呼びかけています。

「食べ物がない人達がいます。お米を分けてくださいませんか?」

すると、女の子達の列に横あいから、男の人が勢いよく走ってきます。

「危ないっ!」

女の子達は飛びのき、何人かは転んでしまいました。その隙に、男の人は先生の鞄をかっぱらい逃げて行きました。その鞄には、預かった大事な募金が入っていました。

「どうしよう!大変なことになったわ」

先生の慌てぶりを見て、美紀はとても悲しい気持ちになりました。
そこにどころからか明るい歓声とクリスマスソングが聴こえてきます。

「ノーポリス、ノーWar」 

沖縄にもどこにも基地は要らないとのコールが続きます。

美紀たちにも、リズムに乗って手拍子が起こっていました。

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リレー小説 再評価

2009年11月15日 13時35分17秒 | 【リレー小説】~修復的正義~

【リレー小説】~修復的正義~

              再 評 価
 11月5日の朝のことだった。内閣改造が迫っていた。

「死刑囚の情報を出してくれ」大臣は事務官に話し掛けた。

間違いのない奴を選び出さなければ。再審請求のない事案の中から数十分で特定し、森は「死刑執行命令書」に署名した。

西の足利。東の飯塚。DNA鑑定が有罪の決定打となった重大事件。足利に再鑑定の光が点ったその直後、東の死刑執行は着々と進められていた。西の鑑定結果を待つこともなく。

死後再審請求が、遺族の手によって提出された。「誤判の連鎖」の真相究明と関係者への「最後の審判」を求めて。

司法犯罪の闇の深層。

今も、森元大臣、検察首脳、最高裁判所に、「謝罪の弁」は開かれていない。


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リレー小説 共謀罪の恐怖

2009年11月14日 17時55分04秒 | 【リレー小説】~修復的正義~


取り調べ中、警察官が怒鳴る。
「広田はどう関わったんだ。お前一人では犯行は無理だろう」

自分の罪状を水で薄めるため、首謀者は、虚構を作り上げていく。警察のストーリーに乗っかって。

「自分は、強盗殺人の計画など何も知らなかった。ただ、来てくれと頼まれただけなんです」そう訴えた続けた死刑囚は、「納得できない!」との無念の叫びを残して処刑された。

刑法学者が救援に取り組んだが、再審請求もない時代。国選弁護人には、警察・検察・裁判官が信じ込む共謀共同正犯性を打ち消すことは出来なかった。

司法犯罪の闇の深層。誰もがこの恐怖から逃れられない。真相を見極める能力不足の連鎖。嘘つき村の人間達が勝利に微笑む。

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リレー小説 嘘つき村の人間だらけ

2009年11月14日 16時13分28秒 | 【リレー小説】~修復的正義~


「今度、中国の電気自動車産業を視察に行くことになりましてね」官房長官室でのおしゃべりは、選別の催促。
「ああ。それはご苦労様」渡される30万円は領収書のいらない官房機密費。公然と執り行われる横領の現場。

鳩山首相は、機密費偽装は、温存の意向。

裁判官もカラ出張の虚偽公文書作成。最高裁判所は、会議費名目で政治家接待の不正流用。

法務大臣は、全国に広がる検察機密費の横領のもみ消しと告発者の口封じ逮捕。(元高知検察庁三井環検事)

道警内部調査で、捜査用報奨費の裏金率は99%。千葉県庁は商品券で偽装。

「政治家よりはましだ」言い訳常套句が飛び交う。

知らぬは善良な納税者のみ。

偽装機密費。偽装●●。・・・
偽装工作の蜘蛛の巣だらけ。こんな国に我々は暮らしている!

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リレー小説 平和への努力

2009年11月14日 15時52分48秒 | 【リレー小説】~修復的正義~

東京新聞へ投書「三百字小説」
 
 世界を震撼させた九・一一事件の後。

 平和学者のガルツゥングは、

 ブッシュ大統領に向かって「国家のための人間か。人間のための国家なのか。どっちなんだ」と詰め寄り、

 オサマビンラディン氏に向かっては「宗教のための人間か。人間のための宗教なのか。どっちなんだ。応えてくれ!」と呼び掛けた。

 これに応えられれば、本質に目覚めに違いないとの強い願いを込めて。

 ガルツゥングは、招待があれば、いつでも出かけていく覚悟を決めていた。恐怖はなかった。

 両当事者は、別の道に向かって漕ぎ出す政治決断も可能なのだ。

「応えてくれ!」今も彼は祈り続けている。

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