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コルクの葡萄畑

日々面倒を見ているブドウ畑と愛犬のダックスフント『コルク』の成長と活動の記録

卵で越冬

2006-11-29 14:46:35 | ブドウ畑の昆虫たち
垣根栽培のブドウの枝に産み付けられていたのはカマキリの卵。
この形はどうやらオオカマキリなどの大型のカマキリの卵のよう。

しかし気になるのはその高さ。
垣根の一番高い部分に産み付けられています。
その高さは軽く180cm超。

「カマキリは積雪量の多い年ほど高いところに卵を産む」
といわれています。
近所の大工さんや農家のおばちゃんも一様に口を揃えます。

ということは今年も去年同様雪の多い年になるのか…
またブドウと栽培者にとって厳しい冬が訪れる予感がします。



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ただ今剪定中

2006-11-22 17:18:46 | ブドウ畑の昆虫たち
雪が降る前までにブドウの剪定を終了させなければならないので、
急ピッチで剪定作業中。

そんななか、切断したブドウの枝の中身がスカスカなものが
いくつかでてきます。
その枝の空洞を少しずつ切り開いていくと
明るい茶色の頭と立派なあご、クリーム色の胴体を持つイモ虫が登場。

ブドウ虫とも呼ばれるこのイモ虫。
ブドウトラカミキリとよばれるカミキリムシの幼虫。
ブドウの枝の中で大きくなり、冬を乗り越えるこの虫に侵入されると
枝が枯れてしまい、春に芽を出すことも無く悲惨な状況になります。
もちろん見つけ次第捕殺。
目印は枝に侵入した際にあけた穴から出てくる虫糞。
穴の周囲を取り囲むようにこんもりとくっついています。

剪定しながらも、この虫を探して駆除したりといろいろ忙しい季節です。


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また来年

2006-10-30 17:23:28 | ブドウ畑の昆虫たち
カベルネソービニヨンの枝に産み付けられたオオカマキリの卵。
そういえばオオカマキリの姿をここ最近見ていません。

カベルネの収穫は十月の半ばにすでに終わっていて、ただいま発酵の真っ最中。
ワイン仕込みの仕事が忙しくて畑にいけなかったあいだに
いつのまにやら秋も終わりに近づいているようです。

オオカマキリやブドウの実ともしばしお別れ。
また来年、畑で会えることを楽しみにしつつ、
ブドウを良いワインにするために、仕込み作業に励んでいます。

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畑を歩くと気づくこと。

2006-10-13 15:28:42 | ブドウ畑の昆虫たち
最近特に感じることとして、ブドウ畑にいろいろな種類の
昆虫が増えてきたなということがあります。

写真の、腹部に人型の模様があるクモに関しても、
いままでは見られなかったタイプのクモ。
ジョロウグモやハエトリグモなどは普通にいたのだけれども。
ほかにも見たことの無い昆虫が多数。

ウチの畑の環境が多様になってきた証拠なのでしょうか。

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おしどり夫婦?

2006-09-30 10:18:07 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウの支柱にのっているオンブバッタの夫婦。

下にのっている大きいほうがメス。上がオス。
移動するときも一緒で、仲がよさげに見えるけれども、
メスを独占するためにオスがのったままになっているらしい。

オスがエサを食べたい時はどうしているのだろう?

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まるでヘビ

2006-09-21 15:26:07 | ブドウ畑の昆虫たち
今年数百本のブドウ苗木を植えたブドウ畑「肩」。

除草剤を使わず、雑草を生かす草生栽培を一昨年からおこなっているこの畑は
土の上に住む虫だけでなく、土の下に住む虫たちも元気になるみたいで、
大きなミミズが大量発生。写真中央のミミズは、縞模様のはっきりした長さ十数cmの大物。

苗木の周りの雑草を引き抜くたびにミミズがにょろにょろ。
しかもその動きたるや、ヘビを思わせるほど。
石の隙間やその上を縦横無尽に物凄いスピードで動きます。

小さいけれども畑の土を耕してくれる働き者。
この調子でお願いいたします。



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攻撃的スタイル

2006-09-18 20:30:58 | ブドウ畑の昆虫たち
垣根のブドウにしがみついているのはおなかの大きくなったオオカマキリ。

尋常じゃないほど攻撃的な姿勢でこちらをにらみつけてきます。
ピクリともしない静かなその姿はまさにハンター。

ブドウの樹から害虫を駆除してくれる力強い用心棒といったところ。
畑の中に子孫を残し、何世代にもわたって畑を守り続けてくれます。

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イモムシも秋

2006-09-02 21:22:30 | ブドウ畑の昆虫たち
畑の厄介者である、コスズメの幼虫も秋が近づいて
大きく、色が濃くなってきました。

ブドウの葉を食べてスカスカにしてしまう嫌なやつだけれども
ここまで大きくなってしまうとなんだか愛着がわいてくる。

さすがに畑においておくわけには行かないので、
藪の中へ強制移動。


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ウチの畑は砂礫質

2006-08-31 19:03:36 | ブドウ畑の昆虫たち
ブドウ畑「沢」はビニールハウス内にあるため、
雨が直接地面に当たらず、病気になりにくい構造になっています。

そのため、地面は乾燥し、表面はさらさらと砂場のよう。
よく見るとそこにはいくつものすり鉢状の穴が。

どうやらアリジゴクの巣らしい。
何匹ものアリジゴクが虎視眈々と獲物が通りかかるのを待っています。

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クモvsハチ!

2006-08-27 21:01:30 | ブドウ畑の昆虫たち
農作業中に目の前のクモの巣へ引っかかってきた黒っぽいハチ。
自ら飛び込むようにして引っかかったように見え、可哀想と思ったのもつかの間
あわてて逃げ出したのは何故かジョロウグモの方。

次の瞬間ハチはあっさりとクモの巣から離れてすぐにクモに襲い掛かる。
その体の色と同じ黒い針を一刺しするとクモは死んでしまったのかピクリともしない。
クモを巣から剥ぎ取るようにして抱え込み、重そうにフラフラと飛んでいってしまった。
あとで調べてみると、そのハチはベッコウバチと呼ばれるハチの一種。
クモを毒針で麻酔し狩ったあと、巣に持ち込んで卵を産みつけ
体が麻痺して動かないクモを幼虫の餌にするのだそう。

クモも獲物を待ってるだけのお気楽な一生じゃなく、波乱万丈なんですな。

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