コペペ スタイル

コペペさんと言う先人のライフスタイルを想像し、小笠原のネイティブになるためのライフスタイルを伝えていきます。

南の島のジューンブライド

2012年06月26日 | 日記


プーラン村に1年前から住んでいる、イギリス人のマークは、サーファーでアメリカにあるナロパ大と言う大学でエコサイコロジーをインターネットで勉強している。小笠原では、英会話の先生をしている。ホンジュラス出身のソリエは、おとうさんが日本人お母さんがホンジュラス人の情熱的美人でスペイン語、英語、日本語を自由に操ることができる。
この二人が遂に、結婚を決意した。「6月にネイチャーウェディングをやりたい」とソリエから相談され、なぜ6月なのかを聞くと「6月の花嫁は幸せになれるという言い伝えがあるからよ!」との答え、まさにジューンブライドなのだ。このジューンブライドはギリシャ神話から始まるそうで梅雨のない西洋では、まったく問題はなさそうだが、日本でこの言葉を聞くと結婚式場の閑散期対策のように聞こえるのは、私だけなのだろうか。
特にプーラン村では、あらゆるところが泥だらけになりすべてのものがカビてしまう。そして、たとえ、梅雨が開けたとしても一年の内でもっとも蒸し暑く、もっとも蚊の多い季節で、さらに私にとっては、忙しい夏の季節の始まりを表す気の重い時でもある。
そして当然ネイチャーウェディングとなれば、屋外が会場となる。
それでも、ソリエの意思は固く6月10日に結婚式を執り行うことになった。
 いざやることが決まると島の母ちゃん達のネットワークは、すごい力を発揮し、二人がイメージする結婚式を作り上げていく、プロデューサーは、内のかみさんの千花ちゃん
とにかくこういうことをやらせたら右に出るものはいないだろう。そして式を取り仕切りインタープリターとなるのが豆腐屋の那須くん、おもしろまじめな彼のやる式はとても楽しみだ。
 いよいよ式の当日台風2号がとおり過ぎ梅雨前線を内地へつれて行くかに見えたが、朝起きるとプーラン村は雲の中、不思議なことに木魔王という木の周りだけが雨になっている。式場は、小港海岸のビーチと森の間、その近くにいる友達に電話で聞いてみると、プーラン村の山だけに雲がかかっていて下は大丈夫そうとのことだ
午前8:00ころからテーブル、いす、お酒、DJ機材などを運び11時30分新婦がイルカ?にひかれ入場!!霧のかかった白い小笠原は、とても幻想的、とにかく主人公の二人が決まっているので、すべてが絵のようだ。




そして料理は小笠原スタイルで一品持ち寄り、
これが、どんな高級レストランでもまねできない品数と心のこもった料理が集合する。
なんてったって参加者の数だけ料理が集まるのだから。

生花はもちろん小笠原産 料理は一品一品手作り!!

 とにかくこの日のパーティー中、雨も降らず、暑くも寒くもない快適な、そして幸せな時を過ごすことができた。ただしその日の夜の2次会では土砂降りの雨となったが、建物の中のどんちゃん騒ぎ、雨もきにせず盛り上がりまくったのでした。
 たくさんの人が応援し二人の強運も手伝って、すばらしい結婚式だった。
地域社会が元気な小笠原でやる結婚式は、お金が掛からずほとんどの場合プラスになりハニームーンの費用になる。結婚資金がなくてもすぐに結婚できるのが小笠原スタイルと言うわけだ。
まさに「雨降って地固まる」と言った感じでジューンブライドも悪くないね!!


二人のダンスは最高!!

大人達は、いつも陽気!




二人の幸せを心から祈る男より