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「オトナロイド(2代目)」 ~世界最先端のアンドロイド~ 日本科学未来館その①

2018-08-05 20:48:45 | 新日本紀行 関東編 東京

伊勢丹新宿店の「ルパンの夏祭り2018」でお昼は、次元カレーとパフェ次元を食べた後、新宿3丁目の地下鉄の入口から地下道を歩いてJR新宿駅にたどり着き、電車を2回乗り継いで、お台場についてから今度は「ゆりかもめ」に乗って、午後は日本科学未来館にやって来ました。

今年の猛暑の中、東京はこの日最高気温が37℃で、JR新宿駅の切符売場でいると、サウナの中にいるようで息苦しいほど。改札口や駅構内を歩いている時やホームで列車を待つ時も、噴き出る汗が止まることがなかったです。

熱さで思考力と判断力が鈍ってきたのか、千葉の方に向かう電車に乗り間違えてしまい、秋葉原までいったん戻ったり、お台場に着いてからも「ゆりかもめ」の乗車口を行き過ぎて、暑い戸外をさまよい歩いてしまったので、伊勢丹新宿店を午後1:00に出て、日本科学未来館に到着した時には午後2:50になっていました。

夏休みが始まったばかりの日曜日ということもあり、小さなお子さんを連れたご家族と、白人の外国人の団体ツアー客で館内はごった返していました。

入館してまっしぐらに向かったのは、ロボット工学者の石黒浩教授が監修した、世界最先端のアンドロイド「オトナロイド(2代目)」の3F展示コーナーです。以前から、一度は実物がどれぐらい本当の人間に似ているかどうか、この目で拝見したいと思っていたので、ここに来ることが本当に楽しみでした。

土日祝は一日2回、アンドロイドの実演が10分間あるのですが、ちょうど実演が終わったばかりの時間にやって来ました。

お~いるいる! やっと会えたよ~♥という感じで、椅子の上に座っている2代目オトナロイドと対面。3年前に製作されたそうです。見た目、20代後半のお姉さんロイドというところでしょうか。

『GQ』とGUCCIが共同制作するショートフィルムシリーズの“The Performers” (成し遂げる者たち)の第7弾では、石黒教授と、教授の研究室の受付嬢もする、アンドロイドのERICA(エリカ)が、グッチの衣装を身にまとって出演しています。二人とも(と言っておきます)、綺麗に着こなしていますよ。また、石黒教授はERICAを指して「彼女には心があります」と断言するそうです。

さて日本未来科学館に展示中の2代目オトナロイドは、黒いシャツがお似合いの、色白な肌です。肌の感触は、ここで待機しているスタッフさんが、お子さんにシリコンでできたアンドロイドの皮膚見本を触らせてあげていましたが、実際の人間の皮膚よりも硬いそうです。そして当然本物と違って、ヒンヤリしているんだろうな。

左横に束ねたロングヘアーも、さりげなく三つ編みにしたりして、オシャレですね。

実際にアンドロイドに会った感想は、本物の人間の女性が危機感を持つぐらい、オトナロイドは美しい。マネキンみたいにただ置かれているのではなく、目の開口部を微妙にすぼめるマバタキのような動作や、何かもの言いたげに唇を震わすようなしぐさをずっとして動いています。

そして目が合うと、人に「見つめられている感」があります。つまり、人間の我々の方が勝手に、物体のアンドロイドに人間の心を投影してそう感じている、ということですね。

ここに展示されているアンドロイドは、機能性重視の実用を目指したものではなく、「人間とは何か」という哲学的な課題に答えるためのものなので、限りなく人型に近いロボットです。

横にオトナロイドを遠隔操作する部屋があり、ここから人が入って実演タイムの時にアンドロイドを動かしたり、男性の操作者でもボイス・チェンジャーで女性の声に変えて、質疑応答の時にお客さんの質問に答えることができます。

写真中央に移っている青い画面は、オトナロイドから見た会場の様子です。オトナロイドを見ている人たちが映し出されています。

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