1月26日(日)の11:00~12:30、徳島県庁東横にある徳島グランヴィリオホテルで行われた、林修先生の講演会に行って参りました。徳島宅建業協会主催の無料招待ですが、抽選があり、500人応募のところ、当選者は300人だったそうです。「今でしょ!」で2013年流行語大賞も取られた東進の林先生のファンの友人が、徳島新聞広告を見て応募してくれていて、二人とも当選したので行ってきました。
テーマは「伝える」言葉と「伝わる」言葉。私たちは10分前に会場入りしましたが、縦にも横にも20列パイプ椅子が並んでいたところ、聴講客で既にいっぱいで、座れたのが前から15列目。でも、肉眼で先生の表情などしっかり見ることができました。
一時間半の講演時の撮影や録音は禁止されていたので、講演の中のダイジェストを、講演後に向った2013食べログ徳島ベストレストラン8位の、徳島大学常三島キャンパス西側にあるお好み焼き「ゆうぜん」で、もう一人友達を呼んで3人で食べた「まんきつセット」4,200円(3人前)の写真とともにご紹介します。
(写真はグラスビール@350円。この日はドライバーをしていなかったので、アルコールをたしなみました)
【講演会 要点その1】 強調されていたのが、「いつもの人と、いつもの所で、いつもの話題ばっかり繰り返していても、コミュニケーション能力は伸びない。嫌いな人や合わない人に、どうやったら伝わるか、相手の状況に合わせて話すような場を持つことが伝達能力を磨くために大事なことだ」ということです。学生時代ならともかく、社会人になると、自分とは相性が良いとは言えない人とも仕事をしていかなければならないけれど、交友関係とは違って、ビジネスの場ではむしろ仲が良くない方がナアナアにならず仕事の完成度が上がる、という話をされていました。
(写真はもんじゃ焼き。個人的には、コレが一番気に入りました。もんじゃ焼きは関西では食べないので、前に食べたのは6年前の年末に、東京の月島での話です)
【講演会 要点その2】 ただ伝えるだけでなく、「伝わる」ためには、知・情・意のどれが欠けても良くない。その人によって、知・情・意のどれを重視するかは、違うからだ。相手が重視するものに合わせてコミュニケーションは取らないと、伝わらない。また、意が強い人の言葉は、人を動かすことができるが、意を強くするために大事なことは、目標を持つことだ。・・・この後、林先生が子供の頃にお父様に「お前は知は強いが、情が足りない」と言われた話をされていました。が、ワタシ的には、確かにウェットな意味での情が目立つタイプとは違うかもしれませんが、林先生は「情熱」ならタップリあるタイプだと思うので、情が足りないって言うのはどうなんだろなぁ? とは思いましたが。
(写真は餅とチキンのお好み焼き。お餅とピザやお好み焼きの相性はいいですよね♪)
【講演会 要点その3】 今回の講演会で私が「いいね!
」と思ったのが、導入部分と、講演の時間配分です。イントロは、林先生が演壇に上がって、まず今日のお客さんの見た目の印象の話から入るんです。その後、東京と徳島の比較の話をするのですが、要するに、目の前の相手を主役にした話から入るんです。これで、グッと話す方と聞く方の距離が縮まって、それ以降の話もスムーズに聴けたように思います。それと、一時間半も、話だけで持たすのは大変だと思うのですが、話術も内容も良くて、私も身を乗り出して聞いていました。が、さすがに、初めてチラッと時計を見たくなったのが、11時始まりの講演で、11時50分だったんです。
すると、私が時計を見た後すぐ、「じゃあ、今迄の話から、今度は具体的にどうすれば良いのか、という話に話題を転換します」と言って、いわば50分の総論から、後は45分の各論になり、大きく話題転換されたんですよ。この聴衆を飽きさせない時間配分の巧みさには(さすが、話のプロだなぁ)と感心しました。こうして、一時間半もの講演でしたが、退屈せずに最後まで興味を持ってお話に集中することができました。
(写真は、吉野川で採れた青海苔をふんだんにふりかけた、ミンチのお好み焼き。ちなみに、もんじゃ焼以外は、全部店主が焼いてくれたものを、目の前の鉄板に置いてくれます)
【講演会 +α(+アルファ)】私たちは、先述したように、前から15列目の、真ん中の通路のすぐ横の席に座っていました。ところが、今回、徳島グランヴィリオホテルの1F大広間の会場では、入場も退場も、林先生がその通路を最後尾の席から歩いて演壇に登り、また演壇から降りて最後尾まで歩いて退場されたんです。
(写真は、そば焼。パスタみたいに、色とりどりの野菜を使った焼きそばです)
12:35過ぎの退場の時には、通路すぐに座っている人たちに、求められた握手に応じながら林先生が前から歩いてきたので、私は通路から2番目だったので1番目の友達に「林先生に握手してもらい!」と言って、友達がサッと手を差し伸べたんですよ。
(写真は、そば飯。お好み焼ソースであえた、チャーハンみたいなもんです。これでまんきつセットはThat's Allです)
すると林先生が友達と、しっかり握手してくれたんです 感激~\(^o^)/!! 私も、至近距離で林修先生を拝見しましたが、既に40代後半とのことですが、とてもお若いですね。ちなみに、掌はおモチみたいにフワフワだったそうですよ。
今回の講演ですが、約90分、中身の濃いお話を色々とされていたので、ぜひ林修先生のお話を直接聞く機会があれば、行って見られると良いです。「話のプロ」ですので、何らかの形で話すことを生業(なりわい)にされておられる方は、必ず得る所があると思います。テレビなど電波に乗せてのお話とはまた違ったことが聴けますし、また直接目の前の本人から聞くという緊張感は、時間が同じ90分でも、得られるものの濃さや深さが、変わってくると思います。