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ガンガラーの谷「パワースポット『大主(ウフシュ)ガジュマル』」・後編~沖縄バカンス3日間・3日目その③~

2018-05-13 17:00:01 | 新日本紀行 九州編 沖縄

ツアーのクライマックス、ガンガラーの谷の森の奥深く、森の賢者「大主(ウフシュ)ガジュマル」の前にやってきました。谷の底から地上に突き出たウフシュガジュマルは、高さ20メートル。

妖怪退治譚の歌舞伎『土蜘蛛』の見せ場で、白い蜘蛛の糸を模したなまり玉が美しい軌跡を描いて舞い狂う立会いの場面があります。舞台を所狭しと上から舞い降りて覆い尽くすあの蜘蛛の糸のような、長く垂れ下がるこの気根の人目を奪う、派手で圧倒的な存在感。そして樹齢150年というガジュマルのたくましい生命力から来る、堂々とした風格をたたえた緑の長老がウフシュガジュマルです。

昨日は美ら海のジンベエザメ、今日はガンガラーの谷の大主(ウフシュ)ガジュマルと、自然は本当に偉大ですね。比べて一人の人間なんか、小さいものですけど、人間には偉大な思考力があるからね。とは言えこうした他の生物や植物の桁違いの偉大さに時には触れることで、人間は尊大になることを抑えることができます。

ここに来たら皆さん、言葉を失って神妙になっていましたよ。その正体は一本の木なのですが、高さ20メートルの巨木を見上げて、称賛する気持ちと、畏敬する気持ちなどが入り乱れた、不思議な気持ちをウフシュガジュマルには抱きます。

侵食された谷を抜けて、スタッフの方々が手作りしたというツリー・テラスに上がりました。下の写真の黄色い丸の部分です。

ここから、フィッシャー遺跡の方向を望みます。18,000年前に生きていた港川人の人骨が発見された場所です。

沖縄県の地質は珊瑚でできています。珊瑚から成る石灰岩はアルカリ性なので、何でも溶かす酸性の本土では考えられないような保存状態の良さで、ここ沖縄では古代の人骨が残っているそうです。こうした考古学レクチャーも、要所要所でガイドさんがしてくださって、興味深くお話を聞いていました。

最後に風通しの良いトンネル状の洞窟である、武芸洞という発掘現場に行きます。ここで写真のパネルを見せながら「沖縄県のオジさんは、港川人みたいな顔の人が多いですよ」とガイドさん。確かに、沖縄県の皆さんは、お顔立ちが濃く、毛髪や体毛も濃いイメージがありますが。

一通りガンガラーの谷のガイドツアーが終わると、テーマパークのおきなわワールドの敷地に出ます。同じ会社で運営されているようです。日本人の観光客が個人・団体とも多い琉球村と違って、ここは外国人の団体ツアーの観光客が多い印象があり、敷地内を歩いていると色んな国の言葉でカメラやスマホのシャッター押しを依頼されました。多種多様のお土産物の数も凄かったです。

正午を回り、レンタカー返却の時間が迫ってきたので、ガンガラーの谷を後にして、那覇市内のレンタカー会社に早めに車を返し、空港に送迎カーで向かいました。空港でもどこでも、沖縄と言えば至る所でシーサーがお出迎えしてくれます。

ランチを取る時間があったので、那覇空港内の中華料理店で中華丼とマンゴージュースをいただきました。ここ数日、野菜・果物不足だったので。人間の体には新鮮なビタミンが必要です。どちらも美味しかったですよ♪

そして離陸の時間が近づいてきました。沖縄からは隣県の香川の高松空港に直行便が出ているので、乗り換えが無くて楽です。

帰った後に職場の沖縄マスターに、沖縄ではどこに行っても皆さん大らかでのん気なので、ゆっくり羽を伸ばせたという話をすると「ソコがイイんよなぁ~沖縄は!! 遊びに来たわっていう感じにさせてくれて。あ~っっヽ(≧∇≦) ノ また行きたくなってきたなぁ!!」とのこと。

確かにどこでも、急かされて時間厳守みたいなところがなくて、イイ意味でアバウトなので、いつもは時間〆切厳守・ルール違反厳禁の仕事モードから解放されて、日頃のガス抜きができますね。日本でも屈指の人気の観光地というのも、うなづけるところです。また来て、いろんなところを周ってみたいな♡ 斎場御嶽(せいふぁうたき)も、世界遺産でありかつ、沖縄を代表する聖地でありパワースポットなんで、行ってみたいですね。それでは今回は、この辺で(^-^)ノ

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