「黒潮の海」で、ナンヨウマンタが下に降りてきたので背中の模様を確認できましたが、キース・へリングの作品みたいな、良くできた迷路みたいな模様なんですよ。全然重なり合ってなくて、綺麗な幾何学模様です。
写真を見た家族は「キショイ」と言っておりましたが、まあ好き好きですね。私は現代アートみたいなイカした柄だな、と思いました。しかし、何でこんなに凝った柄なのか。そして、当のマンタには自分がこんな柄だなんて、一生見えませんからね。自然は謎と不思議に満ちているな・・
展示中のジンベエザメは全長約9m、ナンヨウマンタは体の幅が3m台など、一口に言いますが、実物の大きさにはただただ見とれる以外ないです。
黒潮の海の水槽のアクリルガラスは約60cm。分厚くて、多少の地震が寄っても、ビクともしない感じで、これなら安心して鑑賞できますね。
ナンヨウマンタはエイの仲間で、エイとしては最大級の種類です。ところで最近、香川県の屋島水族館に行ったんですよ。そこのエイの水槽の説明文に書いてあったんですが、エイはシッポに毒を持っていて、これでチクリと刺すそうです。
マンタもそうなのかな? 長いシッポが画家のダリのヒゲみたいで、お洒落ですけどね。でも、有毒なのかな? このシッポで、周囲の魚を多少はシバキながら泳いでいるような気がしないでもないけど、水の中なんであんまり痛くないんでしょうね。
☆「美ら海水族館」オススメポイントBEST1 黒潮の海 アクアルーム☆
「アクアルーム」の天井はアクリルパネルなので、スキューバダイビングを実際にしている感覚で、海中から上の海面を眺める感じで見学ができます。
以前にも、こんな感じで水面を眺めたことがあったな。そう、あれは石川県の金沢21世紀美術館の『スイミング・プール』だった。水の下から上を眺めると、自分が海や川の生き物みたいな、不思議な気分になるんですよ。
全長約9mのジンベエザメや、体の幅が3m台のナンヨウマンタが泳ぐ姿を、下からのアングルでココで眺めることができたのが、美ら海水族館で一番面白かったな。ジンベエザメの巨大な体躯は、私は正面から見るより、下から見上げた方が心底実感できました。
キタキタキタッ!!一緒に仲良く泳いで来た!
ここでまた人魚になりたくなりましたね~♡ 人魚になって腰まである長い髪を海中の昆布やワカメのように四方八方にくゆらせながら、ジンベザメとナンヨウマンタと人魚の私とで三列の横並びになって、黒潮の海を悠々と泳ぐ。
楽しいじゃないですかぁ♪
ジンベエザメ、キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ !!!
って、自分の頭の上を全長約9m、重さ5,500㎏のジンベエザメがズドーンと泳いで行く姿には、アクアルームにいたお客さんは皆、口を開けてポカンと見とれる以外、ないです。ただ巨大な鮫が頭上を行き交うだけ、と思ってはいけない! 本当に頭上を泳がれると、息を呑むような感激です!! この広いお腹にコバンザメのように引っ付いて、グルグル海中を回ってみたい♪
自然って、サメ一つとっても、偉大ですね。それに比べて一人一人の人間は、何て小さいことか。ジンベエザメの巨大な口で、私ぐらいの大きさの人間を横に5人並べたまま丸呑みできそうなぐらいなんですけど、有り難いことにジンベエザメの気質はおとなしく、動物プランクトン等の小さい餌しか食べないそうです。
ダイバーが近づいても逃げようとせず、アタックもしないということで、成長すると10〜12mになる魚類の中の最大種なので、世の中うまくできてます。四国でも、高知の沖で泳いでいるそうですよ。
生態はよくわかってないそうで、模様が夏着の甚平に似ていることから、ジンベエと名付けられたみたいです。
最後に「深海への旅」コーナーがあります。ココでダイオウイカの巨体の標本があって、身が美味しければ何人が満足できるイカ焼きができるんだろうと、魚介料理が好きな私は思わず考えてしまいますね。
海のプラネタリウムコーナーで、光る魚や発行するサンゴを見ることもできます。それにしても、最後まで美しい青の世界です。
最後に盛況のお土産物コーナーで、風月堂の美ら海水族館限定ゴーフルや、ジンベエザメのファイルや縫いぐるみを買いました。多種多様のお土産品の中で、やはり人気は別名「ミズサバ」英語でWhale Shark(クジラ鮫)のジンベエザメがモチーフの商品かな。
午後は琉球村の琉装体験に2時に予約を入れていましたが、美ら海水族館からは60km離れており、1時間40分はかかるので、正午過ぎに駐車場から車を出しました。