ただ日常をダラダラと‥

ともしび フェスタ2008

やっちまったな‥。と思っても後の祭り。
話しは遡ること約3ヶ月前。
前に勤めていた会社の同じ部の年輩の参事に誘われ飲みに行きました。
当時の同僚も誘ったのだけど「人情、紙風船」誰もつき合ってくれなかったのよ。
アタシは割りと年輩の方には優しいので好かれるのよね、年輩の人に。
仕方なく待ち合わせの赤羽の飲み屋へ。
で、件の年輩の参事はいつも通りに「問わず語り。」で一方的に自分の話を続ける。
アタシは聞き役に徹するのみ。
で、この人は割りと趣味が広く芸達者。
社員旅行では隠し芸をやらないと気が済まない性質。
昔、いきなり「伊達さん、かっぽれ知ってる?」
「ええ、知っていますよ、♪甘茶でかっぽれ~♪でしょ。」
「さすが伊達さん!実は私、社員旅行でかっぽれ踊りたいんだけど、唄ってくれない?」
「えっ、イヤですよ俺。」
「(怒りながら)伊達さんなら二つ返事でやってくれると思ったのに!」
と逆ギレされたこともあった。
で、最近は「歌声喫茶」にはまっているらしく、
来る8月31日に「歌声喫茶ともしび」の大イベントがあるとのこと。
話を合わせるつもりで「面白そうですねえ。」と言ってしまったのが運の尽き‥。
その場で携帯からアタシの分のチケットの予約をされてしまった‥。
やっちまったな‥。と思っても後の祭り。

そして本日、王子の北とぴあに場違いな一人の男ありき。
年輩の男女(早い話がジジババ)の軍団の中にスカパンク風の男。それがアタシ。
周りを気にしつつ、すすすっと台所の隅に隠れるゴキブリの如く入り口へ。
(まるでソープランドにでも入る様ですな。)
そして、参事と落ち合いチケットをもらう。
良かった~席が離れていて。(追加でチケットを取ったので離れていたのだ!)
少しだけホッとした気持ちで自分の席へ向かう。
隣の席の年輩の女性(早い話が婆あ)のグループに白眼視され席に座り、程なく開演。
ステージ上では善男善女たちが満面の笑みを浮かべ朗々と歌う。
「僕は、私は!」と。
彼等のやっていることは誠に正しくて、素ん晴らしい!
ただ、退屈でこの場からすぐに立ち去りたいのはアタシだけ。
しかし、退屈な時間は長く感じるもの。
出演者の中に鄙には稀な若く美しい女性が一人だけいたのが唯一の救い。
彼女の顔と時計の針を交互に見つめながらゆったりと時は過ぎて行く。
そしてフィナーレ近くの会場が一丸となって合唱するコーナー。
司会進行の人が観客を煽る。会場は合唱と入れ歯に詰まった食べかすの匂いに包まれる!
下を向き赤面してやり過ごすアタシ。
子供の頃、学校で「青い山脈」の合唱の時に
♪若く明るい歌声に雪崩は消える、花も咲く~♪を
♪胸も膨らみ、毛も生えた、谷間の奥に花も咲く~♪
と唄ったら先生にこっぴどく怒られたな‥。
そんな苦い思い出を思い出してしまいました。
そして待ちに待った大団円!
良かった~終わって。
あいさつだけ済ませて逃げるように這々の体で家に戻りました。

しつこいようだけど「歌声喫茶ともしび」のイベントは凄く素ん晴らしいのよ!多分。
只、下品王子のアタシとはティストが合わないだけ。それだけ。
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