CONNECTの舞台にもなっている、黒沢峠
越後米沢十三峠のうちのひとつで、敷石道が現存する過去と現在が同居する場所。
その峠道は新潟県から山形県に抜けるように通っており、今現在ボランティアやNPO団体によって保存の動きが盛んになっています。
詳しくは こちら
そして、ちょうど越県する場所に位置するのが今回の舞台、大里峠
小国側の玉川地区に車を残し、2台に全員で乗り込み、新潟県関川の”沼”地区に向かう。約1時間、途中なかなかハードな山道を車で進みます。
隊長の金野伸氏(杉沢)が安全対策を万全に、これから約3時間の旅を満ち足りたものにすべく奮闘してくれました。
歩く我々CONNECTスタッフはまるで素人。普段山で木こりをし、週末はハードな登山をこなす金野氏の存在があって初めて有意義な散策になるのです。
歩き始めは、あいにくの雨。ぬかる足下に注意しながらゆっくりと進みます。
ナラ枯れ
”枯れたナラの木からは、舞茸は採れないんだよ。” 金野氏が教えてくれた。
峠道があると言う事は、人が往来し、人の手が入った、いわば管理されていた山なのだ。自然に手を加えると言う事は、人間の時間の尺度と比べると、遥かに手間がかかること。
今の時代が便宜やスピードを重視する社会なら、自ずと人と山は疎遠になってしまう。
一度人間の手に管理された自然は、元の姿にはなかなか戻れずに、こうして膿みを出すように、僕たちの前に痛々しい姿を晒すのだ。
天然の舞茸を見つけると、皆舞い上がって喜んだと言う。それほどの恩恵を与えてくれる森は、何も言わず自然回帰していく。
峠の茶屋跡で一服。
きれいに間伐された杉林は、休憩していても居心地の悪さは全く無いですね。
”熊が皮をはがしたんだよ。人間が頑張ってもこんな事できないよね”
まだヌメリのある内皮に残る爪痕。金野氏は、比較的最近のものだと教えてくれた。どうして熊がこんな行動をとるのかは、まだわかっていないそうだ。
圧倒的なパワーの差を見せつけられた後に、今近くに熊がいるかもしれないという恐怖は、仲間がいたから何とか打ち消せたが、一人だったらとても耐えられなかっただろう。
雨も上がり、青空が顔を出し始める。なだらかな道は、昔の交通として非常に助かった事だろう。
山頂神社!!
神社の裏手に、さらに上れる道があったので、行ってみると・・・
海まで見えそうな、素晴らしい眺め。
一気に疲れが癒されます。
送電線の下ではあるものの、爽やかな風と柔らかな陽光があり、昼食をとるには気持ちのいい場所でした。
しかしこの送電線。確かにこれがあるおかげで、開けた場所で昼食をとれたわけだが、ちょうど峠道に沿って線が引かれているのは、どういうわけだろう。
工事の際にも大里峠の道は役にたったのだろうか。
頂上でちょうど越後から小国に入り、あとは玉川に向けて下るのみ
これぞ ”小国の色” 息をのむ美しさです。
植物の事、森の事、なんでも気さくに教えてくれる金野氏。
気仙沼の漁師達は、牡蠣を育てる為に、森に木を植える。手入れをする。
気仙沼出身の彼だからこそ、山の大事さをよく知っている。
そして、小国町は、玉川に帰ってくる・・・。みんな疲れたけどいい顔してたなあ。
ウェルカムドリンク。ただいま~
そして、次回!
そう、向かうは萱野峠(かやのとうげ)
一歩一歩、CONNECT@黒沢峠に向けて、ぼくたちは歩いていく。
次回予告
2011年7月10日(日)
connect for CONNECT@小国町慶昌寺
黒沢に繋がる足跡を残そう
第一部:萱野峠散策
第二部:LIVE @ 慶昌寺(小国町足水中里)
LIVE:Moo-tala's
サンバララ
ART:studioこぐま
主催:CONNECT実行委員会
越後米沢十三峠のうちのひとつで、敷石道が現存する過去と現在が同居する場所。
その峠道は新潟県から山形県に抜けるように通っており、今現在ボランティアやNPO団体によって保存の動きが盛んになっています。
詳しくは こちら
そして、ちょうど越県する場所に位置するのが今回の舞台、大里峠
小国側の玉川地区に車を残し、2台に全員で乗り込み、新潟県関川の”沼”地区に向かう。約1時間、途中なかなかハードな山道を車で進みます。
隊長の金野伸氏(杉沢)が安全対策を万全に、これから約3時間の旅を満ち足りたものにすべく奮闘してくれました。
歩く我々CONNECTスタッフはまるで素人。普段山で木こりをし、週末はハードな登山をこなす金野氏の存在があって初めて有意義な散策になるのです。
歩き始めは、あいにくの雨。ぬかる足下に注意しながらゆっくりと進みます。
ナラ枯れ
”枯れたナラの木からは、舞茸は採れないんだよ。” 金野氏が教えてくれた。
峠道があると言う事は、人が往来し、人の手が入った、いわば管理されていた山なのだ。自然に手を加えると言う事は、人間の時間の尺度と比べると、遥かに手間がかかること。
今の時代が便宜やスピードを重視する社会なら、自ずと人と山は疎遠になってしまう。
一度人間の手に管理された自然は、元の姿にはなかなか戻れずに、こうして膿みを出すように、僕たちの前に痛々しい姿を晒すのだ。
天然の舞茸を見つけると、皆舞い上がって喜んだと言う。それほどの恩恵を与えてくれる森は、何も言わず自然回帰していく。
峠の茶屋跡で一服。
きれいに間伐された杉林は、休憩していても居心地の悪さは全く無いですね。
”熊が皮をはがしたんだよ。人間が頑張ってもこんな事できないよね”
まだヌメリのある内皮に残る爪痕。金野氏は、比較的最近のものだと教えてくれた。どうして熊がこんな行動をとるのかは、まだわかっていないそうだ。
圧倒的なパワーの差を見せつけられた後に、今近くに熊がいるかもしれないという恐怖は、仲間がいたから何とか打ち消せたが、一人だったらとても耐えられなかっただろう。
雨も上がり、青空が顔を出し始める。なだらかな道は、昔の交通として非常に助かった事だろう。
山頂神社!!
神社の裏手に、さらに上れる道があったので、行ってみると・・・
海まで見えそうな、素晴らしい眺め。
一気に疲れが癒されます。
送電線の下ではあるものの、爽やかな風と柔らかな陽光があり、昼食をとるには気持ちのいい場所でした。
しかしこの送電線。確かにこれがあるおかげで、開けた場所で昼食をとれたわけだが、ちょうど峠道に沿って線が引かれているのは、どういうわけだろう。
工事の際にも大里峠の道は役にたったのだろうか。
頂上でちょうど越後から小国に入り、あとは玉川に向けて下るのみ
これぞ ”小国の色” 息をのむ美しさです。
植物の事、森の事、なんでも気さくに教えてくれる金野氏。
気仙沼の漁師達は、牡蠣を育てる為に、森に木を植える。手入れをする。
気仙沼出身の彼だからこそ、山の大事さをよく知っている。
そして、小国町は、玉川に帰ってくる・・・。みんな疲れたけどいい顔してたなあ。
ウェルカムドリンク。ただいま~
そして、次回!
そう、向かうは萱野峠(かやのとうげ)
一歩一歩、CONNECT@黒沢峠に向けて、ぼくたちは歩いていく。
次回予告
2011年7月10日(日)
connect for CONNECT@小国町慶昌寺
黒沢に繋がる足跡を残そう
第一部:萱野峠散策
第二部:LIVE @ 慶昌寺(小国町足水中里)
LIVE:Moo-tala's
サンバララ
ART:studioこぐま
主催:CONNECT実行委員会
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます