我が家にはVHSや8mmテープ、DVテープのビデオテープがたくさんあります。
子供たちの行事の映像や残して置きたいと思ったテレビ番組を録画したものです。
中には30年以上前のものもあります。
いずれのテープも再生出来るビデオデッキやビデオカメラがなくては再生できなくなります。
そこで大事なものはパソコンに取り込んでデジタル化する事にしました。
昔、買ったUSB接続のハードウエアエンコード式のビデオキャプチャーユニットがあるのでこれを使うことにしました。
SknetのMonster HD264という機種です。
今でもメーカーのホームページでドライバーや録画用のアプリケーションがダウンロード可能になっていました。
ダウンロードページの説明によるとWindows10はバージョン1903以降は動作しないとありました。
どうせ動かないだろうと思いながら、ものは試しといつも使っているデスクトップパソコンにドライバーと最も新しいアプリケーションをインストールしてみるとドライバーは問題なくインストールされ認識されました。
アプリケーションは最初は起動しなかったものの自動的に互換性設定画面になりWindows8の互換モードに設定したところ起動しました。
動作する事がわかったので余っているノートパソコンをキャプチャー専用にしょうと引っ張り出してインストールしたところ認識はしているもののアプリケーションがエラーメッセージを出して動作してくれません。
Windows10のバージョンを確かめたところ、1909でした。
デスクトップパソコンの方は21H2になっていました。
これが原因かもしれないとノートパソコンのWindows10を、以前、作成しておいた21H2のDVDを使ってアップデートしたところ無事動作しました。
Windowsアップデートで動かなくなったハードウエアがその後のアップデートで再び動くようになったという話は他にもあるようです。
Windowsアップデートでマイクロソフトがミスしただけなのか、クレームが多くて後のアップデートで対応させたのか、わかりませんが何とも迷惑な話しです。
一旦、動作しなくなって廃棄してしまった人もいるでしょうからエコではないですね。
ちなみにMonster HD264というキャプチャーユニットはアプリケーションの一部を書き換えるとHDCPというHDMI接続のコピーガード機能を無効にする事が可能だったため人気のあるユニットでした。
2013年の法律改正でコピーガードを外してキャプチャーすると今は法律違反になります。
最新のアプリケーションソフトの書き換え情報はネットでは見つけられませんでした。
古いアプリケーションはWindows10では動作しませんでした。
コピーガードを解除して複製すると法律違反になりますが、テレビ番組を録画したものをキャプチャー、編集(例えばCMをカットして映画を楽しむなど)して個人で楽しむ分には著作権侵害にはならないので許されても良いように思います。
ブルーレイレコーダーのHDDやブルーレイディスクに保存した状態で編集すれば良いだけという意見もあると思います。
でも、ブルーレイレコーダーのHDD容量の問題やブルーレイディスクに保存した場合の置き場所の問題で大容量のHDDに保存したくなります。
繰り返しですが、自分が合法的に入手したものの複製行為は他人に閲覧させたり譲渡しなければ著作権侵害にならないのです。
レンタルや知り合いから借りたブルーレイソフトを複製するのは著作権侵害です。
また、録画したテレビ番組を編集したものを有償、無償にかかわらず他人に譲渡したり閲覧させるのは著作権侵害になります。
何をやるにしても「個人で楽しむだけ」にして著作権侵害にならないよう注意しなければなりません。