2015年1月15日(木)
耳鼻科の診察がありました。飲水と食事の許可が出ました水は今日から、1日500mlまでOKです。久しぶりに飲んだ水は冷たくて美味しかった・・・かと思いきや、水道水だったのでカルキ臭が気になりました。きっとイメージだけ膨らみすぎて味覚が敏感になってたのでしょうね。食事は明日の昼食から出されます。ご飯は全粥で、おかずは心臓病患者用の献立を出してもらえるそうです。
リハビリは、病棟を2周半(約500m)歩きました。腓骨神経麻痺*のため、時々右足が思ったよりも上がってなくて、床につまずく事がありました。
β遮断薬*は現在7.5mg/dayですが、明後日から10mg/dayに増やすと主治医の説明がありました。最終的に20mg/dayまで増やす方針で、血圧降下の副作用がなければ、この量を一生服用しますと言われました。一度は死にかけた事を思えば、薬だって何だって一生続ける覚悟です。
でもふと不安になる時があります。この病気が治って復帰しても、もしかして元に戻せないものがあるんじゃないか。何か失ったものがあるんじゃないかって。。。そんな時には、懸命に支えてくれた人たちの事を考えて、私が生きる事でその人たちに報いているんだと思うようにしていました。もう自分の命は自分だけのものじゃない、きっとみんなの期待も背負ってるんだって。とにかくまずは退院、次は自宅療養、そして社会復帰。一歩ずつ前に進むしかないって自分に言い聞かせました。
*腓骨神経麻痺とは
膝の裏を通っている神経が圧迫されて、足首と足指を上に上げる事ができなくなる症状です。足がだらーんと垂れ下がって、歩行に支障が出ます。足の甲にしびれを感じます。寝たきりの状態が長期間続いた場合などに起きやすい。
*β遮断薬とは
心筋のβ受容体が交感神経刺激を受けると血圧が上昇します。β遮断薬が心臓のβ受容体を遮断することにより、交感神経刺激が心筋に伝わらないようにして、血圧と心拍数を下げて心臓の負担を減らします。