以下、少しばかりおシモな話をします。
旦那さん実家より
お祝いの料理を頂いてきたから
持っていきなーって渡された。
普段、本腰いれて
いっちょ手の込んだ料理を作りますか！
などとは微塵にも思わない、
大変残念な方の妻な私でありますから
これはラッキー、夕飯に丁度いいわと
ありがたく頂いてきたんだけれど、
旦那さんは突然の飲み会の予定。
えーそんなぁ。私寂しいよぉぉ。
などとは微塵にも思わない、
もはや熟練夫婦な方の私たちでありますから
あらそうなの。いってらっしゃいな。
と気持ちよく送り出したのだけれど、
テーブルの上にはご馳走がたんまり鎮座。
明日には賞味期限も危ないだろうし、
これはもう私1人で頂くしかない。
というわけでテレビ鑑賞しながら
黙々ただひたすらフードファイター。
レモンサワーがお供。
７割がた平らげたところでギブアップ。
これだけ平らげとけば、
旦那さん実家に気兼ねなしと
私の心の中に住む
「リトルうみ」の野郎が重々しく
任務終了の判断を下したので、残りは処分。
そうして真夜中。
(ここからおシモな話です)
腹に違和感。
というか突き上げる違和感。
起き上がる。自然と四つん這い。
こみ上げるこの気持ち。じゃなくて、
こみ上げる違和感。何かが私の中を
駆け上がってくる。出口を探して。
吐き気を催してきた私。
「嗚呼、もしかしてあの時の。。」
などという妊娠疑惑シーンの遊びを
する余裕もなく、
(そもそもそんな事実もない)
ナウシカの巨神兵ばりに、うーうーと
臨戦態勢でトイレまで四つん這い。
(もはや下も上も臨戦態勢)
そうして、無事にトイレにたどり着いた
巨神兵は、マーライオンと変化しました。
真夜中。
充分に経験を積み重ねてきた
四十路の熟女が、食べ過ぎの余りに
トイレでマーライオン。恥ずかしながら。
上も下もマーライオン。
なにやってんだかね。馬鹿やっちゃってる。
ティシュペーパーカラカラさせながら
四十路マーライオンは思いました。
格闘すること小一時間。
疲労困憊の私が台所で水分補給していると
旦那さんより、迎えに来てLINE。
マーライオンだから無理。
タクシー、捕まえて。
え？何？
だから、リバースでダウン中。
え？なんで？(そりゃそう思うわな)
戦いを終えた、巨神兵もといマーライオン
もとい四十路の熟女はそのまま、
巣に(布団)に倒れました。
ー