うみにおふねをうかばせて

四十路 田舎嫁 あれやこれや。

駐車場での一コマ

2024-05-01 13:57:00 | 日記
車の中で一服タイム。
場所は大型施設(注.島内比)駐車場の端。

そこには私の車と、
どでかいレンタカーのパリピ集団と
軽自動車レンタカー清楚系ガールズ2人組
の三台ほどが止まっていた。

言わずもがな私以外の2組は観光客。

バカ笑いしているイカついパリピ集団と
涼しげなワンピースの白肌ガールズ。

本日は快晴。
海の色も申し分なく真っ青で、
お天道様はギンギラギンだ。

是非この島で素敵な思い出を作り、
ついでにお金も惜しみなく使い
この島に潤いをもたらしていただきたい。

私はそんなことを思いながら、
アイスコーヒーに手を伸ばした。

その時、
清楚ガールズの1人が
車から降りて来た。

私は何気なくその動作を眺めていた。

そうしたらだ。

こともあろうに、
清楚青ワンピースガールは
多少遠慮がちではあったが、
車内ゴミが入っているであろう
ビニール袋を金網にくくり付けたのだ!

もう1人の白ワンピースガールは
それを笑いながら見ている。

不法投棄である。
エチケット違反である。

てめぇ、やりやがったな!

私は眉をひそめた。

お前たちの上にだけ
大雨が降り注いでしまえ!
そのワンピースびしょびしょに
なってしまえ!

それか、
この南の島の強烈な紫外線に負けて
その白肌、真っ赤になってひりひり
になってシミだらけになってしまえ!

現地人の私は、そう憤怒した。

そうして、そのゴミを回収しようと
ドアに手をかけようとしたとき、
また事態が変わった。

その由々しき一連の行動を
同じく眺めていたのだろう
イカついパリピ集団の1人が、
タバコを咥えながら、
ツカツカと歩み寄り、
その不法投棄を回収したのだ。

彼は、
それを自らのゴミ袋(であろう)
に突っ込んでみせた。そうして
何事もなく集団の中に加わって
また一服を続けた。

不法投棄ガールズの2人は
慌てて、車を発進させた。

不法投棄ガールズの車に
憤慨の一瞥をくれたあと、
その流れで、
同じくそれを見ていたであろう
回収してくれた、
タバコ加えたパリピ男と
私は目が合ってしまった。

私は思わず、一礼した。

彼は、ニヤリと笑い、
タバコを加えた手を軽く挙げた。

かっこ良!!

私も笑ってしまった。

さてと。

私も車を発進させた。

彼らの観光が
最高に楽しい日々でありますように。










空もとべるはず

2024-04-28 13:40:00 | 日記
一歳の姪っ子ちゃん。
食べることが大好き。

両手に食べ物を掴み確保した上で、
さらに口を皿に近づけて
直接ウィンナーを
頬張るその全身全霊な愛姿を
写真におさめた。

彼女が思春期に突入して、
ツンツンしだしたら
その写真を見せてやろうと
密かに思っている。

言葉を覚え始めた
一歳の姪っ子ちゃん。
食べることが大好き。

大人たちのお皿からも
「どーじょ」「どーじょ」と
言いながら食べ物を摂り漁る。

大人たちはその「どーじょ」の
破壊的な間違いの可愛さに
指摘する気持ちもついぞ起きず
一人残らず笑ってくれるため、
幼いながらコミュ力高めの
彼女はこれは良いことなのだと
理解されたようで、

その後も大人たちに「どーじょ」
と笑顔で言っては食べ物をかっさらう。

彼女が思春期に突入して
ダイエットしてるから
飯は食べないとツンツンしだしたら
「どーじょ、どーじょ」
と言いながら彼女の皿から
食べ物をかっさらってやろうと
密かに思っている。

子供の成長は早い。
ついさっき、2週間ぶりに
会った姪っ子は、
「どーじょ、どーじょ」を
言わなくなってしまった。

代わりに。

「ちょーだい、ちょーだい」と
言いながら、食べ物を掴むように
なった。相手の了承も得ずに笑

大人たちはそれを聞いて
指摘する気も起きずやはり
思わず笑ってしまうので、
幼いながらコミュ力高めの
彼女はこれは良いことなのだと
理解されたようで、元気よく
ちょーだい、ちょーだいと
連呼していた。

おいでーと手を広げてみたら
よたよたと歩きながら
笑顔で飛び込んできた。
その軽くて柔らかい体を抱きしめる。

誕生日が近いこともあって
そんな狂おしいほど
可愛い姪っ子に聞いてみた。

欲しいモノは何かな?
何がほしい?

あんぱんまん!!

そっか!そっか!

その時、姪っ子は
私を指差しながらもう一度、
あんぱんまん!と言った。

うん。

おばちゃん、
なんだか君のためなら
空も飛べそうな気がする。





because of you の意味はあなたのおかげで

2024-04-12 14:33:00 | 日記
嬉しい。
とても嬉しい出来事があった、
なんかこう、
復活したような気分なのだ。

そういうわけで、
嬉しくてテンションも上がって
いる私なので、この出来事を
記録しておこうと思い立ち
こうして記してみる。

いつも以上に思いの丈を書き殴ると
思われるので、見返したときに、
なんだこの知能レベルが低い
ダラダラした文章はと
赤面したとしても構わないような
気さえもしている。

さあ
何がそんなに
嬉しかったかというと、


昨夜、復活したのだ。

音楽を聴きたいという欲求が。



うん。


いきなり結論から言ってしまったが、
まあ。記していこう。


半年ぐらい前から、
音楽を聴くというか摂取できない
状態になっていた。拒絶してると
いってもいい。

それまではずっと、
音楽が聴ける環境下においては
すかさず好みの曲を聴き
鼓舞、癒し、支えにし、

更に、
新しい曲を探すということを
趣味の一つとしていた。

だからだろうか
自分のプレイリスト整理も
派生して趣味になるほど。

(これが私にとっては楽しい遊びで
あり、詳細についても今度書いてみたいなという気持ちになるほど只今いい気分だ)


バファリンの半分が優しさで
できていると謳うのなら、
私の半分は音楽でできている
のだといえるほど、
音楽は私の一部だった。

それが、拒絶。

なんというか、とにかく拒絶
という言葉がしっくりくる。
嫌悪といってもいいかもしれない。

とてつもなく心身共に疲れた日々が
続いたとき、いつものように
音楽を流していたんだけど、
なんだか五月蝿いなと感じたあたりから
思えば違和感があったなとは思う。

それから音楽を聴かなくなって
しまった。

つまらなくなったものだな。

これが次のステージということなのか?
私は音楽を欲さない人生を
これから歩んでいくというのか?

通勤では車の中で、
好きな曲を流しては、
時には爆音で心地よい気分に浸って
いたというのに。

本当になんだかつまらないな。

今では
無音を良しとしている車内で
そんなことを思い、
なんとも真顔になってしまった
こともあった。

もちろん、何度か試みてはみた。

でもすぐに嫌になってしまう。
不快に感じてしまう。
だからもう私は
音楽を聴くという行為をやめた。

こんなに音楽を聴かないのならば、
いっそ、
音楽関係のサブスクを解約しようか
と考えてもみた。(事実、一つ解約)

今まで私の情緒を支配していた音楽を
摂取しない時を過ごすうち、
私の気分は低迷していき、
怒りやすくなるし
頭の回転は鈍っていく感覚さえ
感じてきた。
人と関わるのも億劫になってしまった。
'
年頃からしてこれは、
更年期障害の一環かもしれないな、
とか考えてみたりもしたので、
もう抗うのをやめてみた。

でも、だ。しかし、だ。
それは突然復活したのだ。

それが、昨夜。

浜崎あゆみの歌がTikTokで
流れてきた時に。

懐かしいな、と思うのと同時に、
どかーんと心臓が高鳴った。
これは嘘じゃない。

泣きはしなかったけれど、
泣きそうな気分にはなった。

フルでこの曲を聴いてみよう。

もちろんこの曲も私の
プレイリストの中にあった。

ちょっと頭の回転が追いつかない
ような感覚に陥った。
興奮している。

焦るもどかしい感覚。
凄くワクワクしている。
早く早く。と。もどかしい。と。
今だ。今聴かないとダメなんだ、と。

スマホ音量を上げまくって、
浜崎あゆみのその曲を浴びた。
いや、摂取した。

久しぶりに本当に久しぶりに
テンションが上がった。

ノロノロの思考回路、
上がらないテンションのまま
暫く過ごしてきた私にとって、
それは急加速であり、快感だった。

私はころりとご満悦になった。

その晩の就寝時には、
イヤホンでその他のお気に入りの
曲を聴きまくり、気づけば
時計は午前中四時。

睡眠時間が大幅に削られたのに
次の日の私のパフォーマンスは
最大出力になった。

通常のワークスケジュールも
なんなくこなし、
お客さんにもスタッフにも
積極的に接することができた。
(個人売り上げも上々の出来)

常に頭の中では、あの、
浜崎あゆみの歌が流れていた。

うみさん、なんで笑ってるの?

通りすがりの店長が、
私に聞いてきた。
知らず知らずのうちに笑みまで
浮べていたらしい。

浜崎あゆみよ、
ありがとう。

そうして、やっぱり
音楽よありがとう。
私はあなたなしで生きたくはない。

そう感謝した1日だった。

それではお聴き下さい。
浜崎あゆみ because of you 





追、別に誰かに恋して、
思いが募っているわけでもない
中年女のこの私が
今、恋歌に励まされている。
それは多分この曲を知った時代
一生懸命に生きていたからだと思う。

そんな風に、
昔に浸っているわけだけど
過去の自分に助けられてる
ということは紛れもない事実。
過去の私に乾杯。











YouTube 軽バン生活

2024-03-19 14:33:00 | 日記
YouTubeチャンネル
「軽バン生活」は、
私のお気に入りのチャンネル。

それがつい最近、
Yahoo!ニュースで取り上げられていた。

なんだか嬉しい。
その記事を見つけたとき
そう感じた。

何故嬉しいのかっていうと、

例えば、
好きな人が他の人に「あの人良いよね」
「カッコいいね」「オシャレだよね」
など肯定的に褒められた。とか

例えば、
学校の全校朝礼で壇上に上がって表彰を受けたとか、リレーで華麗なゴボウ抜きを
かまして優勝した。とか。

そんな場面で、
私のことじゃないのに
そうでしょそうでしょと。
私の好きな人はすごいんだからと
むふふと鼻をふくらましてニヤニヤ
しているような感覚。多分。

というわけで、

「軽バン生活」なんだけど。

20代のカップルが、
軽バンを改造し、
日本1周をしているチャンネル。

おそらく
編集にこだわっているのだろう
その構成。大部分が
視聴者に向けているわけでなく、
2人の何気ない会話。心地よくて、
さらっと視聴することができる。

何故、
このカップルたちのように
自身の若い時代に例えば、
同じように日本1周をしてみたいとか、
例えば、海外生活をしてみたいとか、

そんな、
平凡な日常を飛び出してみたいという
気持ちがなかったのだろうかと
少し考えたけれど、

それなりにそんな日常を
楽しんできたし、
それなりに思い出もあるし、 

まぁよしとしよう。ね。

私はついぞ彼らのような、
車中泊で日本一周という
構想思考に至れなかったという
ことだし、 

でももしそれを
冒険心と呼ぶのだったら
私のソレは、別のカタチでもって
新しい生活に飛び込んだりしただろ?
そうだろ?なんて考えてみる。

とはいえ。
仕事から帰って、
寝る前の就寝タイム。 
YouTube視聴タイム。

彼らの新しい動画が
アップされているのを発見すると
とたんに心に
ポッと灯りがともったような
優しい気持ちになる。

その刹那、私の、
平凡なのに目まぐるしさを感じる
中年主婦の日々に、
3年かけて日本一周しているという
ゆっくりじっくりな車中泊ライフを
楽しんでいる若い彼らの日々が、
混じり合って、なんとも、
私は少しゆたりとした気分になれる。

私はそんな気分を味わうために
彼らの配信を楽しみにしている。
かもしれない

そうして何より、
彼女たちは私の理想の
カップル像である。w

(詳細は端折るが、
彼女の立場だったら、
彼氏の立場だったら、
が完璧に理想的なカップル)

そんなカップルの日常を
覗きみている感覚が
もしかして好きなのかもしれない。










人生損してますよ

2024-03-18 15:42:00 | 日記
私は漫画やアニメに
自らはあまり
触れない人生を送って来た。

しかしながら、
有名どころの名セリフや
名場面は時折、テレビなどで
頻繁に引用されるので、
ポイントは押さえられてはいるが
所詮その程度。

「アニメの世界を知らないなんて
うみさん、人生損してますよー」

今回、
ある若者新人の教育係を命ぜられ
その新人彼女と
行動を共にしていたのだが、
仕事の合間の雑談中、
なんでそういう流れになったのか
は覚えてないが、
あまりアニメの知識はないなー
昔から観てないから。
と返した時にそう言われたのだ。w

人生、損をしている?w
若者よ、言ってくれるじゃんw
では、何かお勧めのアニメある?

そう言うと、
ちょっと帰りの時間まで
お勧めを考えていいですか?
絶対後悔させたくないんで。

と彼女はなんとも熱く返答してきた。
是非、その情熱を仕事にもぶつけて
ほしいものである。


葬送のフリーレン 

そんな彼女が勧めてくれたアニメである。

私は見事に全話見てしまった。
面白い。
彼女の勝ちである。

ラスボスを倒したその後の世界観。
良い。ドラクエ世代の私にとって、
とてもツボだ。 
そうして、散りばめられる、
人生とは、人とのつながりとはの
哲学。良い。実に良い。

新人彼女に勧められた
その日の晩の内に.
配信されている全話を見終えた私は、
次の配信を心待ちにするようになったw

人生損をしているとまではいかないが、
いや、とは、思いたくないが。w
知っておいて損はないお話だと
楽しみが出来て嬉しいなと
新人彼女には感謝したい。

「すごく、面白かったよ」
そう新人彼女に伝えると、
彼女はすごく嬉しそうな顔をした。