和太鼓を40年以上演奏してまいりましたが
楽しみは諸外国に行って演奏する事でしょうか
国内での演奏とは又違った趣がありまして
特に現地のエスニックな打楽器に触れる機会も多々あります
鼓曲萬来と名乗る以上
たまにはそういった楽器の紹介等をば
まずこの楽器
ナイジェリアンクレイポット
又の名をudu(ウドゥ)と申します
形状は見ての通り「素焼きの壺」
口と胴体に穴が開いておりまして
ここを手のひらで押さえたり開けたりしながら
演奏してまいります
音質は「摩訶不思議」系と申しますか
壺のなかからハクション大魔王 が登場しそうな
そんなエスニックな風情が漂っております
こんな感じで演奏致します
UDU solo - "Pintando o Seis"
どうですか
かなり面白い音色の打楽器ですね
そしてもう一つ
こちらは
ダンベック或るいはダラブッカと申しまして
主にアラブ中近東地方の打楽器です
ベリーダンスとかご覧になった方もおられるでしょうが
この楽器が大活躍致します
で、私のダンベックですが
今年の猛暑、自粛の折、スタジオの棚に置きっぱにしたせいか
皮がロレッておりました
貼り替えですな.....
と申しましても、こういったエスニックな楽器は
どこの楽器屋さんにも置いてある訳ではございません
いまの処、浅草にJPC(ジャパンパーカッションセンター)がございますので
こちらに赴いて貼り替えたいと思います
ダラブッカはこんな感じで
Raquy Darbuka Music Video - Monkey Mind
まさに異文化といった音色のuduにdanbekでありますが
案外安価で求められますので
秋の夜長、秘そかに買い求めて、
部屋でこっそり一人練習するのも
案外お洒落で乙な趣味かもしれません。