過去と未来

どんなに頑張っても
過去は消えない
どんなに頑張っても
憎むべき対象は変わらない
父の事は未だに好きにはなれない
普通通りに接しているけど

私はやっぱり父が嫌いです

いやいや

大嫌いです

父はクズ！

クズ以下！

あんな親の為に
子供が苦労するなんて
そう思いながら父の介護をしていた
誰の事も考えず
ただ自分の事ばかりだった父
人間はそうなのかもしれないけど
家族が出来たら
家族を大事にしないといけない
家族があってこその自分なんだから

そんなに好き勝手したいのなら
家族は作ってはいけない
父は一人で居るべき人間だった
母は父に振り回されて
死んで行った
父が病気になって
妹は父の面倒は看ないと言った
その気持ちも分かる！
私も立場が妹だったら
そう言いたかったもん！
立場云々では語れないけど
結局私が父を見捨てられなかった
ただそれだけ

大嫌いな父だけど
自分の親だから
最後まで父を見ていようと思います
私は静かに
最後まで立ち合う覚悟で
父の身を引き取った
だから
何年生きようと
父の姿を見守ってゆこうと思います

苦しかった今までがあるから
今の穏やかな時間が身に染みる
今の穏やかな時間が
最後まで続きますように

父が穏やかに最後を過ごせますように

私はいつも願ってた
これからもずっと
父が生きている限り
この私の祈りは続きます