ネット使い覚せい剤密売容疑

ネット使い覚せい剤密売容疑　２９都道府県の客相手

2008年8月25日12時19分

　インターネットを使い、北海道から沖縄県まで２９都道府県の客に覚せい剤を密売していたとして、埼玉、広島の両県警は２５日、さいたま市北区本郷町、無職守谷英孝容疑者（３２）＝覚せい剤取締法違反の罪などで公判中＝を麻薬特例法違反（業としての譲渡・不法収益隠匿）容疑でさいたま地検に追送検した。両県警は７４人の客を特定、９人を逮捕したという。

　調べでは、守谷容疑者は０６年７月～０７年１０月、同居していた女性（３０）と共謀し、広島市中区の風俗店従業員の女性（２４）ら多数の客に対し、宅配便などで覚せい剤を譲渡したほか、代金計約１２２５万円を他人名義の口座に２９０回にわたって振り込ませ、隠し持っていた疑い。

　守谷容疑者はインターネットの掲示板「２ちゃんねる」に「アイスあります。詳しくはメールにて」などの文言と他人名義の携帯電話のメールアドレスを書き込み、客を募集していたという。