コブトー農園は山の中にあります。しかも、尾根の上を開拓した畑なので、当然、水はありません。
畑なんて、そんなもんでしょ?
どこだって、雨水(天水)だけで何とかするのが普通でしょ?
まあそうなんですけど、ちっちゃな苗木には水くらいかけてやりたいし、泥だらけの手や農具はその場で洗いたいし、なんと言っても夏場の暑い時など流水で顔が洗えれば最高に気持ちいいだろうなと妄想。
ということで、“ダッシュ村“の記事で紹介した休憩小屋を建てた後に「次に欲しいものは?」と3人で一致したのが「流れる水場」でした。
チョロチョロでいいんだ、量は溜めればいい。
幸いにも、尾根の脇には小さな沢があります(大雨の時には結構暴れるみたい。“お客様220410“の記事をご参照ください)。ここから何とか水を引いてくるために、いったん沢まで降り、少し上流へ遡ったところに取水口を作って、ホースで水を引いてくることにしました。その距離130m。
その成果が上の写真。
4段沈殿方式(勝手に命名)で泥を沈めて清水にし、気持ちよく使えています。
と言いたいところですが、これがまた手がかかること!
大雨が降れば取水口が泥で埋まり、沢の水位が下がればホースを流れる水量も少なくなって、たるみ部分に細かい泥が溜まって詰まってしまいます。
おまけに、家で使わなくなった古い散水用のホースを持ち寄って(とにかくケチケチ作戦)繋ぎ合わせてあるのですが、材質が半透明のため、太陽の光りが当たるところには、ホースの中に藻が着くんです。
しょっちゅう棒で叩くなどして振動を与え、藻や泥を流すお手入れが必要です。
面倒だし疲れるし嫌になってしまうのですが、反面、無いはずの所に水があるという、なんとも言えない贅沢感が、実はあるんです。
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