コブトー農園のやまぶどうレポート

山の中の小さな畑から、手探りのやまぶどう栽培の様子をお知らせします。

新天地7-再スタート

2024-05-03 17:19:00 | 日記
 前回の記事からだいぶ間が空いてしまいましたが、新しい畑で新1年生が芽吹き始めました。
 まだ、鉛筆くらいの太さしかありませんが、これまでの失敗❓経験を活かし、大事に育てていきたいと思います。

 失敗と言えば、最初のコブトー農園の畑では、遅霜(おそじも)の害、虫による害、奇怪な真夏の紅葉、ウサギの食害などトラブル続きで、果たして無事に冬を越せるか心配してましたが、案の定、半数近くが枯れてしまいました。
 原因がはっきりとは特定できないので植え替えは見送り、生き残ったものの様子を見ていきます。
 振り返ればこの一年、愚痴のような記事も多く、ご覧いただいた皆様には心から感謝いたします。

 さて新しい畑では、当面は極めて地味な作業が続きます。とてもブログに載せられるようなものではないので、今回をもって最終回とさせていただきます。
 近い将来、どこかで「コブトー農園」のヤマブドウジュースを見かけることがあったら、「ああ、あの時の・・・」と思い出していただければ幸いです。
 1年間、本当にありがとうございました。

 
 と言いつつオマケです。
 つい先週の話ですが、最初の畑のすぐ近くにある朽ちかけた薪小屋に来た客、というより半分住んでいるような感じでした。このカモシカ、近寄ってもクラクションを鳴らしても逃げません。



 葉っぱも食われるわけだ・・・

 
では、いつか、どこかで、また。



新天地6-植え付け準備が整いました

2024-03-11 22:16:00 | 日記
 ただ棒が立っているだけの写真を見せられても困るかもしれませんが、新規植え付けの準備が完了しました。
 見えにくいけど、蔓を這わせるラインも張ってあります。苗木を植えてからラインを張ると、よく木を傷めてしまうんだそうです。

 この「新天地」は、結構面積が大きいので、地元自治体の農業委員会へのいろいろな手続きが必要です。先日、委員さんと事務局による面接を受けてきました。営農計画を説明したほか、今後の見通しなどをガッツリ1時間ほど。

 次の委員会で、「ブ」に農地の利用権を認めるか、審議するとのことでした。

 地主さんとは、既に賃貸借契約を結んであるのですが、利用権が認められなければ契約は無効になるとか。農地法の定めだそうですが、怖いですね。

 ともかく、3月の中下旬に植え付けを予定していますが、これまでの多くの失敗を無駄にしないよう丁寧に面倒を見ていきたいと思います。

 次回(おそらく最終回)の記事で、ヤマブドウ畑の新1年生をご紹介します。

新天地5-日陰退治

2024-02-25 15:13:00 | 日記
 気の早いふきのとう(前の記事)に刺激された訳ではなく、着々と春を迎える準備は進めています。
 ヤマブドウの蔓を這わせる垣根の準備をしつつ、まずは日陰を作ってしまう立木の伐採です。
 標題の写真の右側が南。日陰になる部分だけ雪が溶けていません。
 陽当たりの悪さはブドウの大敵。しかも、どうやら凍霜害の味方だそうです。
 伐採後は・・・



 あっという間に雪が消えました。

 実は、前の地主さんはだいぶ前に亡くなり、お会いしたことが無いので、なぜこれらの木を植えたのかわかりません。
 樹種が、クワ、ウメ、サクラ、クルミ、カキなので、風避けを兼ねつつ、いくらか収穫も考えていたのかもしれません。

 残念ながら、カキは渋柿(種類は甘柿のようですが、標高が高すぎると渋くなってしまうらしい)で、干し柿には良いかもだけど、木が大きすぎるので、今の地主さんの許可を得て全て伐らせてもらいました。

 春の新たな植え付けまで、あと1ヶ月。
 さらに支柱の建て込みやライン張りを急ぐこととします。

気の早いヤツ

2024-02-22 21:05:00 | 日記
 まだまだ寒いコブトー農園にも、今年最初のふきのとうが芽を出しました。ここは標高が高いので、例年はもう少しゆっくりしているような気がするのですが、たまたま何日か暖かい日が続いたからでしょうか?

 でも、まだ、廻りを見回してもこれひとつだけ。特に陽当たりが良いのか?こいつが気が早いだけなのか?

 だからどうしたと言うことではないのですが、これの意味するところは、畑の冬休みも終わりだよ、もう春の作業を始める準備をしなさい、ということですかね?

 新天地の方も、本格的に新たな苗木の植え付けができるよう動き出さなければ・・・

今度はウサギかよ

2024-01-24 15:38:50 | 日記
来春の植栽に向けて用意しておいた挿木で増やした苗木が、何者かに齧られました。刃物で切ったような跡からして、ノウサギの仕業と思われます。
 なぜか雄木(♂)の被害は少なく、雌木(♀)ばかりやられていました。味が違うのか?

正月明けに形を整えた時は何とも無かったのですが・・



防獣ネットで囲った区域ですが、食い破られていました。その可能性は承知していましたが、これまでは十分に機能していたので油断していたかも知れません。寒くなって畑に行かなくなり、人の気配が薄くなったため出てきたのでしょうかね?

 去年の春(2023.5.23記事)に、水路に落ちているところを助けた子ウサギだったりして・・・まさかね。

  被害を受けた分の苗木は買わなくてはならないので、またお金が出てゆく。

 何だかなあ。