後期高齢者の独り言

81歳以にして突然川柳に目覚めた
写真付きで日記や趣味を書く松観老人

11月になると喪中のハガキが

2020-11-12 19:59:58 | 日記

毎年、11月になると喪中のハガキが届く。

今年は同期の彼が8月に逝去されたと、享年79。

16人中7人が既に亡くなられている。

幹事さんに聞いたら1年半の闘病後に亡くなられたらしい。

連れは2年半だった。

長い方が良いのか、短い方が良いのか、それぞれの思いが有るとおもう。

自分の場合を思うと、最後の4ヶ月以外は大した看病も無く楽しく幸せな

毎日を送ったと思っている。

連れと二人で、旅行もドライブも自由に行けたし、本当に楽しい毎日を過ごす

事が出来ていた。

最後の4か月のうち前半2か月は治療の可能性を信じていたが

治療に苦痛が伴っていて、回復の見込みを否定されたときは信じられなかった。

食事を全く取らない日が続いて日に日に衰弱してゆく連れを見るのが辛かった。

大学病院から自宅介護か施設介護にするのかを打診されて退院を暗に迫られた。

連れの死を見据えて市内にある緩和ケア病院を選択した。

緩和ケア病院では苦痛を取り除き死を迎える場所、病気の治療はしない。

この決断をした私を連れの姉が「決断は間違っていなかった」と言ってくれて泣いた。

看病についても十分に尽くしてやれたと思えるなら、長くも短くも同じだと思う。

あれから1年が過ぎた。1年前は喪中のハガキを送っていたんだ。

 


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