秋の夜空のヒーロー

秋の夜空は、明るい星が少なく、少し寂しいかんじがしますが、
かわりにドラマティックな神話の登場人物たちの星座で彩られます。

秋の夜空の神話のヒロインがアンドロメダ姫なら、
彼女と結ばれるペルセウスはまさにヒーロー。

秋の夜空の神話で、とくに有名なのが古代エチオピア王家にまつわる神話ですが、
その前段階的位置づけのお話が、ペルセウスのメドゥーサ退治です。

と言っても、彼の場合、日本の昔話の桃太郎のみたいに、
自分から「怪物退治に行ってきます！」と言って出かけたわけじゃなく、
母ダナエにしつこく言い寄っていたポリュデクテスという男に嵌められてというか、
言いくるめられてというか・・・によって行かざるをえなかったかんじですが。

それでも、戦いの女神アテナや伝令の神ヘルメスなどの協力を得て、
見事にメドゥーサの首を取ることに成功し、　
さらに天馬ペガサスを手に入れた帰路、
生贄として岸壁に繋がれたアンドロメダ姫を見つけ、
怪物クジラを退治して彼女を救い出し結婚するお話しは、
有名なのでご存じの方も多いことと思います。

天体としてのペルセウス座は、
ペルセウスが手に持つメドゥーサの目の部分にある食変光星、アルゴルが有名ですが、
流星群が毎年観測されることで知られています。

さて、こちらは聖闘士星矢から「ペルセウス座のアルゴル」です。
ただし、いつものようにアニメ画像じゃなく、おもちゃのパッケージですが（汗）。

聖闘士星矢では、白銀聖闘士として秋の星座の聖闘士が多く登場しますが、
悲しいことに、ほとんどが格下の青銅聖闘士の星矢たちに倒されてしまったせいもあり、
どうしても存在感が薄く、画像を探しても、なかなか見つからないんですよね～(T△T)。

それでも青銅聖闘士に倒される白銀聖闘士の中では、
アルゴルは比較的扱いのいいほうで、カッコよく描かれているので、
こうしてフィギュアが発売されていたりします。

聖衣は、左腕のメドゥーサの盾を見た者は、みんな石になってしまう、
という、便利かつ、ちょっと反則技っぽい付属品がついてます。

最後は龍座（ドラゴン）の紫龍の捨て身の戦いに敗れました。

神話のペルセウスと違って、漫画ではやっぱり端役クラスなので、
カッコよく決めてハッピーエンド、とはいきませんでした。

一応、秋の夜空のヒーローなんですけどね～。

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