寒暖の差が激しい12月。気温の乱高下は、年齢を重ねるごとに体がついていけなくなってきた証だろう。昔は気にも留めなかった季節の変わり目が、今では頭痛やだるさといった不調をもたらす。40代に突入してから、自分の身体が気象の影響を受けやすくなったことに驚く。漢方薬を処方され、それを飲むことで何とか調子を整えているつもりだが、時折、頭痛が厳しい日がある。歳を取ることの実感と向き合う日々だ。
ふと気づけば四十の歳月気温より気圧に敏感漢方を飲む寒暖の差頭痛に苦しむ老いを感じ心は凍える恋人はいない10月の冬12月の夏不安定な世界に生きる私の孤独漢方の香り少し和らぐ頭痛に春を待ちわびる四十歳の私老いという名の無情な現実寒暖の差耐えられない私の心と体
今年も残りわずかになり、世の中が師走っぽくなってきた。紅白の出演者が決まり、今年の流行語、そのうち今年の漢字が発表されるでしょう。自分は今年どうだったのか、振り返りたいと思う。仕事は順調だったが、恋愛はうまくいかなかった。パートナーと別れてから、孤独感や虚無感に苛まれたこともあった。でも、友人や家族の支えがあって、何とか乗り切った。自分の感情や潜在意識に向き合うことができたのは、小説家としての成長にもつながったと思う。来年はもっと自分らしく生きたい。そのためには、今年の反省や感動、発見、体験を整理して、新しい目標やイメージを持つことが大切だと思う。となると、それだけをする時間がほしい。できれば1週間位。クリスマスから松の内まで休みがほしい。そんなシチュエーションで、自分のストーリーを書きたい。
師走の街飾りは華やか心は寂しく彼の面影消えないまま小説家として栄光を手にしたでも愛は失った涙の代償重く胸に友人や家族ありがたき存在笑顔と声に救われた日々忘れないで感情や潜在意識言葉にしたとき自分を見つけた小説が生きる心に響く一年を振り返る時間がほしいクリスマスから松の内自分のストーリー書きたいな
シンガーソングライターKANの死に衝撃を受けた私は、彼の曲をひたすら聴き続ける。ワイドショーの浅い報道に不満を感じながらも、彼の音楽に救われる。自分の好きなものも聴いて、音楽を楽しもうと思う。感謝と別れの言葉をつづる。
KANの歌に涙こぼれる感謝と別れの言葉胸にしまう音楽は友生きる力になるKANの声時代を超えて耳に響く早すぎる死素数の人生KANの詩めずらしいもの美しく残す愛は勝つと歌ったKANが去ってしまったでも愛はまだ私の中にあるさようならと言えないままにKANとの数十年の旅むこうで続く
風が穏やかに心地よく運ばれてくる。午後のカフェはまばゆい光に包まれ、オフィス街の静けさが程よい。しかし、その空気を一瞬で妨げるような光景が広がっていた。カフェの一角で大きな声で行われているリモート会議。それはまるで雑談のようで、相手が遠くにいることに不満を感じる。
カフェの中でリモート会議声高く笑うこの場に居ない君の姿お気に入りのオフィス街の店混んでいるのに孤独を感じる不愉快な午後リモート雑談電話と同じか違うのは何かこの場に居るのは私だけ君の声がカフェに響く耳を塞ぐこの場に居たらどうなるだろうリモート会議カフェのルール破っているこの場に居るのは君だけではない
暗い夜心の中に浮かぶ星の光願いを込めて遠くへ続く寒風吹く街は静寂に包まれ一人歩く足跡消えゆく過ぎ去る時紅葉散る秋の彩りに心寄せて夢描く未来満ちる希望枯れ葉舞う冷たい風に触れ遠くを見る昔の思い出胸に残り雨の日窓辺に静か心揺れ過ぎ去った日々優しい懐かしみ
