♪楽しいみゅーじかるの時間~a Musical Fanatic~♪

広く浅くミュージカルを楽しんでいます。~特にドイツ語圏Musical・Frank Wildhorn・新妻聖子さんが好き~

「MITSUKO」 青山劇場 

2011年06月16日 | Musical (国内)
「MITSUKo」観劇
 於 青山劇場
 時間 18:30開演: 21:35終演(途中20分の休憩)

 安蘭けいさんの歌、抜群によし。
 久しぶりに聞いた、観た!マテ・カラマスの日本語の上達振りに驚く
 子役、ダンスも歌も合格点
 舞台装置:印象深く、空間を生かした素敵な舞台
 音楽: ワイルドホーンの良さがでている

 なのに・・・なのに・・・
 何故感動できなかったのだろう。
 
 これを自分なりに分析してみた。

 やはり大きな原因はストーリーなのではなかろうか。

 悲劇でもなく、喜劇でもなく、思い入れのできる役も少ない。
 日本で始めて欧州で伯爵夫人になったという苦労や努力がいまひとつ伝わってこない。
 観客の年齢層をみるに
 60代以上の場合
 老年になってからのMITSUKOの頑固ぶりと孤独ぶりに自分の近未来を重ね合わせて憮然と思う。
 50代の場合
 姑として、息子を14才年上の女性にとられるという憂き目を、いやなポイントして認識してしまう。
 40代の場合
 7人も子供を育て上げたのに、あげくは強すぎる各自の独立心に家族がばらばらになってしまう。
 子供の独立に関して神経過敏になる。
 2,30代の場合
 12,000円分のチケット代の感動が得られない。

 観ていてどこか非常に不自然に感じたのは
 やっぱり、文明開化後の日本のまだまだお江戸な和服や、日本髪の登場人物(MITSUKOの両親など)が
 ミュージカルの歌をうたうということ。
 はからずもやっぱりミュージカルというのは欧米の文化なんだなぁっと痛感してしまいました。
 いや、俳優さんたちは歌上手でしたよ~。しかしこのどことなく漂う不似合い感というのは
 いかんともしがたかったです。

 久しぶりのマテはすこしスリムになっていて立派な青年でしたし
 あの日本語には感心しました。

 ヨーロッパでの公演はどのようだったのか逆に興味が沸きました。
 安蘭さん、歌とっても上手なのにおしい!

 
  
 

レミゼの原作を読んだ: 

2011年06月08日 | レ・ミゼラブル
  原作といっても舞台版らしきの英語ペリカンブックス

 結構原作に感動してしまった。
 そしてWEで2回、帝劇で多分30回以上みているのに今まで知らなかった事実に愕然。

 何より、マリウスのコゼットに対する、切実な、もんもんとした(笑)片思いに
 胸キュンです、実際。あんなに思っていたのねっていうくらい。
 マリウスとコゼットの愛にかなりページを割いているのも新鮮でした。
 マリウスがジャンバルジャンを嫌っていた期間もあったなんて・・・
 そしてバルジャンもコゼットをとられまいと、マリウスの死を願っていたのが、どうころがって
 Bring him homeになるのか・・舞台だけではその流れがわかりにくい。
 そう、バルジャンはあのバリケードに、マリウスの死を確かめに行くくらいの勢いだったんですよね。
 オレのコゼットをとられてなるものかっていうわがまま全開モードで。

 テナルディエもあんなに深くマリウスと関わっていたなんて、そもそもマリウスのおじいさんなんて
 舞台には全然でてこないし、バルジャンとジャベールで瀕死のマリウスを担ぎ込んだのは、病院ではなくて
 マリウスのおじいさんの家で、マリウス全快するまで3ヶ月以上半年くらいかかっているんだってことも。

 しかもジャベールの自殺も、あっさり描かれていて、混乱のなか川に飛び込んだ! みたいになっていて
 しばらくマリウスはジャベールを殺したのはジャンバルジャンだと思っているし;

 バリケードのシーンってほんの数ページしかかかれていなくて、
 In this way, Enjorlas died. みたいな、ケロっとアンジョは砲撃の的になって殺されちゃうし。
 それと、エポニーヌはマリウスをかばって、兵隊の銃撃を自分の手で受けて、何故か背中からうたれて
 なんてけなげなのーっ;;

 マドレーヌさんって、バルジャンのことだけれど、
 マドレーヌさん行くとこいくとこ、なぜかジャベールがいるし??
 
 昨日みたレミゼは前日にちょうど原作を読み終わったところだったために原作の色が自分のなかに
 色濃く残ってしまい、舞台との差異に、「結構違うんだなl」っという冷静さを生んでしまい
 あまり5月に一回目をみたときの感動が薄れてしまいました。
 それと、バルジャンの今井さん。
 低音響くし、とてもよい声なのに、迫力にかけていたのは気のせいではないと思う。
 何故かな~。 今井さんのバルジャンってもっと今井カラーがあったように思ったのに
 どこか全力がでていないというか、のめりこんでいない感じがして、
 歌にあまり感動できなかった。 あれ? おかしいなぁ 

 なんだか今回2回目の「レミゼ」は選びに選んだキャストのわりに
 惜しい! 感がぬぐえなかった。
 
 
 
  
 

今月の観劇予定

2011年06月06日 | Musical (国内)

 6月6日 「リトル・プリンス」 音楽座ミュージカル ル・テアトル銀座
 
 6月7日 「レ・ミゼラブル」 帝国劇場

 6月15日 「MITSUKO」青山劇場

 6月17日 「Doramatica Romantica」 品川ステラポール

 6月24日 「Mozart!」ソウル ←行くかどうしようかすごく迷っている。 キャンセル待ちをかけた特典航空券の予約が
                取れるかどうかにもかかっているけど、ここ韓国行きいれちゃうと3週連続週末
                つぶれることになり、いささか体力に不安が

 
 過去一ヶ月の観劇

 6月2日 「リトル・プリンス」ル・テアトル銀座

 5月15日「レ・ミゼラブル」

 

IL DIVO 緊急来日!! 8日の国際フォーラム

2011年06月05日 | IL DIVO
 急にきまったのですね。
 8日に国際フォーラムで行われる「アンダルシア~」の映画完成試写会に
 特別ゲストとして緊急来日するイル ディーボ!
 Time to say good byを生オケで世界初披露らしいです。

 2年前の武道館のコンサートは本当に素晴らしかったです。

 早くオフィシャルなコンサートを企画して欲しいなぁ。




Il Divo Time to say Goodbye .wmv