リロケーションダメージとBPSD

住宅型の有料老人ホームに併設のデイサービスが私の職場です。
新しく開設したばかりなので、ご利用者様が毎日お引越しでご入居されて来られます。
お引越しというのは老若男女問わず大変な作業、精神面にも大きな影響があります。
新しい環境に慣れるのには当然ながら日数を要します。
これが高齢者の方なのですから余計にですよね。
ご本人様は入居とは思っておられない場合が多いです。
一時的な入院ですとか、ホテルに泊まっているですとか、そんな風に思っておられる方がおられます。
そして、引越し早々デイサービス利用、ご入浴が目的の方が多いので、デイサービスもプランに盛り込まれています。
ほぼ全員の方のケアプランに限度額ギリギリデイサービスが組み込まれている場合が多いです。
認知症のご利用者様の帰宅願望はどこのデイサービスでも見られる事ですが…。
帰宅する場所が、まだ見慣れぬホームの一室、ですがご利用者様の訴えにあるご自宅というのは、ホームの一室はではない、以前に住んでいた場所が自宅なわけで…。
一人の方が不穏になられると、釣られて他の方も落ち着かなくなられます。
ホームの職員も夜勤者、日勤者、ヘロヘロになりながらの対応です。
最初はどうしようかと私達も不安でしたが、毎日を笑顔で接する事に徹してケアを行いました。
楽しいと思って頂ける時間をなんとか増やせてきているこの頃。
最初の頃には取っ組み合いで脱走を阻止していたご利用者様から、今日は入浴時に何度もお礼を言って頂きました。
程度の差はあれど、認知症の方がほとんど。
それでも少しずつ環境に馴染んで来られるのを身近で感じる事が出来ています。
リロケーションダメージを最小限に抑え少しでも穏やかな気持ちを持って頂けるよう、仕事をしていきたいなと思っています。
ここが皆様のお家なのですよ、その事がなんとなくでも納得して頂けるまで、根気よく支援をしていかなければと考えています。
最新版の「介護レク広場」が届いたので、来週の楽しいアイスブレイクタイムの話題作りの台本でも書こうかな。
私は音楽が好きなので、私が担当する時はほぼ音楽レクです。
盛り上がる時は楽しいっ！って思います。
デイサービスは楽しい所です^_^