1水性インキの組成と特性
一般的な印刷インキと同じ組成では、水性インクは、通常、着色剤、結合剤、補助剤及びその他の成分を有する。着色剤は、インクに特定の色を与えて、水性インクの着色剤です。フレキソ印刷においては、インプリントをカラフルにするために、一般に着色剤として、化学的安定性と高着色力を有する顔料が選択される。バインダーは水、樹脂、アミン化合物、その他の有機溶剤からなる。樹脂は、水性インクの中で最も重要なコンポーネントです。通常、水溶性のアクリル樹脂を用いる。バインダーの組成は、インクの光沢、インク転写性能とともに、粘着機能、乾燥速度、インクの防汚機能に直接影響する。アミン化合物は主に水性インクのアルカリ性pH値を維持するので、アクリル樹脂はより良い印刷効果を得ることができ、水または他の有機溶剤は主に樹脂を溶解し、インクの粘度および乾燥速度を調整することである補助剤としては、主に、水性インクが石鹸組成物であり、使用中に気泡を生成しやすいので、泡を抑制・除去し、インクの伝達機能を向上させるためにシリコーンオイルに留める必要がある。ブロッカーは水性インキの乾燥速度を制御するために使用され、インクがアニノキローラ上で乾燥するのを防ぎ、ペーストを減らす。スタビライザーはインクのpH値を調整でき、インクの粘度を下げるために希釈剤としても使用できます。弱め剤は、水性インクの色を減らすために使用され、また、光沢のある、水性インクの明るさを向上させるとして使用することができます。他の水性ベースのインクは、耐摩耗性を追加するワックスに参加する。
2水性インクのpH pH値
水性インクのpH値は、水性インクの粘度、乾燥性及びその他の印刷性に直接関係する。その結果,水性インキの粘度はph値の減少とともに直線的に増加し,その乾燥はph値の増加とともに直線的に減少することが分かった。水性インクのpH値は、主にアミン化合物によって維持される。印刷工程におけるアミン物質の蒸発は、pH値を低下させた後、インク粘度を上昇させ、転写、乾燥及び加速を悪くし、アニロロールロールをブロッキングし、ペースト欠陥を生じる。そこで、水性インクのpH値を安定させるためには、インクタンクの蓋等のアミン類の漏出を回避しようとする。一方、安定剤はタイムリーで定量的に添加する必要がある。一般に、水性インクのpH値は8.0〜9.5の間に保たれなければならず、また、pH値が低すぎると印刷品質に影響を与え、低pH値がアクリル樹脂の印刷機能に影響を及ぼすことになるpH値が高すぎると、インクは乾燥して遅くなり、粘着性の汚れや耐水性の問題が生じやすい。