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聴刻堂日乗

映画「安らかに眠れ」

映画「安らかに眠れ」を観た。

2024年のアルゼンチン映画。
監督は
セバスティアン・ボレンステイン。
出演はホアキン・フリエルほか。

初めてのアルゼンチン映画。
タンゴ、ワイン、サッカーなどが
連想されるが、よく判らない。

裕福で幸せな家庭を持つ男。だが
多額の借金を背負い、首が回らな
くなってしまう。返済を迫られ、
困窮する中、爆破テロに巻き込ま
れる。生命保険に入っていた男は
家族の為に失踪を決意。そして…。

映画は意外に静かで、男の内面を
表現するものだった。物語は理解
できるし、男の気持ちも想像でき
るけれど、深い共感を覚えるには
至らない。

何度か親戚一同集まって飲み食い
するシーンがあるのだけど、そう
した家族が何よりも一番大切とい
うような人生観でなければ、この
主人公に共感するのは難しいかも
しれない。

それにしても爆破テロに巻き込ま
れるなんて。日常茶飯事とは言わ
ないまでも、しばしばあることな
んだろうか。日本で言えば、特殊
詐欺みたいなもんか。

変な所に南米っぽさを垣間見た気
になるのでした。

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