「黄泉の兵士:始皇帝陵に眠る謎」
という映画を観た。
2024年製作のイギリス映画。
77分のドキュメンタリー。
Netflixの配信。
面白かった。
考古学の面白さと、秦朝末期の歴史
の面白さと、両方が楽しめる。
村人が井戸を掘っていて、兵馬俑
の最初の破片を発見されたのが
1974年。それから50年が経つ。
秦始皇帝陵に副葬された兵士の像。
確認された数は約8,000体。
等身大で一体ずつ表情も異なる。
陵は紀元前246年から同208年に
かけて造られたらしい。
中国史上初の統一を果たした秦の
始皇帝。万里の長城を造り、巨大
な安房宮を造り、自らの墓である
始皇帝陵を造った。安房宮と陵の
建設で70万人の囚人が使われたと
も言われる。その秦朝は、始皇帝
の死後わずか3年で滅亡する。
科学的な調査で、兵馬俑は破壊さ
れ燃やされたことが判る。だが、
後世に盗掘された様子でもない。
いったい何が起こったのか?
秦始皇帝陵と兵馬俑の発掘調査の
映像と、秦朝末期の再現ドラマで
想定が語られる。
時間と、規模と、スケールが大き
すぎて想像が追いつかないような
話だが、出土された兵士たちの像
が、歴史上実際にあったことだと
語っている。