映画「バスマ」を観た。
2024年のサウジアラビア映画。
監督・脚本・出演は
ファティマ・アルバナウィ。
アメリカに留学中の女性。博士号
取得前にサウジの実家に帰宅する。
すると両親は離婚し、父親は家を
出て一人暮らしをしている。父親
を慕う娘は・・・。
初めてのサウジアラビア映画。
お国の生活ぶりや習慣などに疎い
ので、戸惑いつつも新鮮だ。
家具装飾や食べ物を見て、かなり
裕福な家庭なんだろうな、と想像
したり。そんな家庭でも女性がア
メリカに留学するのは相当にハイ
カラなことなんだろうな、と思っ
たり。
男女の親密さの表現は慎み深い。
が、若者たちはそれなりに青春を
謳歌してる様子だ。社会の中で
ごく一部なのかもしれないが。
主人公の衣装がスタイリッシュだ。
伝統的な良さと、現代的な美しさ
を一つにしたような。この映画は、
こうしたサウジの若い女性の姿を
表現したかったのだろう。
キュートで、思ったことを臆する
ことなく口に出し、世界に飛び立
ってゆく。貴方には笑顔がとても
よく似合う。