映画「終わらない週末」を観た。
2023年製作のアメリカ映画。
監督・脚本はサム・エスメイル。
出演はジュリア・ロバーツ、
マハーシャラ・アリ、
イーサン・ホーク、
ケビン・ベーコンほか。
豪華キャストだ。
主人公の女性は一家四人の母。
休暇をとって海辺の貸別荘へ。
不可解なことが次々起こり・・・。
サスペンスなので粗筋はご法度か。
と言うか粗筋を追う映画でもない。
どんな時に人は不安に感じるのか。
それを主題に追究したような映画。
携帯もネットもTVもつながらない。
何が起こっているか判らない。
普通ではありえないことが起きる。
目の前の人に対する疑心暗鬼。
この先さらに悪くなりそうな兆候。
音楽とカメラワークだけでも相当
の効果はある。
タンカーの座礁シーンや、多くの
鹿が走り去るシーン、ドローンの
散布シーンなど印象的な映像だ。
映画としては賛否分かれるだろう。
物語を期待すると外れてしまう。
でも考える刺激にはなった。
信頼できない人。
テクノロジーの暴走。
侵略してくる他国やテロ組織。
怖いのは自然ではなく人間だ。