映画「トラブル・バスター」
を観た。
2024年のスウェーデン映画。
監督はジョン・ホルムバーグ。
出演はフィリップ・バーグ、
エイミー・デアシスモントほか。
「スリル満点のクライムコメディ」
というちょっと理解不能な紹介文
に魅かれての選択。
なるほど。
あながち間違った紹介文ではない。
主人公は、さえない家電の販売員。
テレビの設置しに行って殺人事件
に巻き込まれ犯人にされてしまう。
この男、とぼけた上に不運な男で、
テンポ良くどんどんドツボにハマ
っていく。それが可笑しい。
主人公がこれほどうまくいかない
映画も珍しい。危機の連続でそれ
がスリリングとも言えるのだが。
本当の怖さは、主人公が警察権力
に追い込まれるところだ。見え透
いた嘘ででっち上げられ、抗弁の
機会も与えられない。どこまで腐
敗してるのか判らず、誰を信じて
良いのやら。
とぼけた笑いのコメディだけど、
社会的スリラーとも言えるかも。