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台風21号の被害

2017-10-26 09:47:26 | アンテナ・タワー
台風21号は10月22日に『非常に強い』台風に発達し、22日深夜に関東地方に再接近したようです。
私は、20日から札幌+小樽に旅行中で、事前の対策は何も出来ませんでした。
23日に帰宅したのですが(札幌・羽田便が欠航+遅延で大変でした)、所沢付近はそれほど風も強くなかった、という報告が有り飯能には出かけませんでした。
26日(木)深夜自宅を出て、飯能シャックに着いたのは12時過ぎでした。真っ暗でアンテナの状況は確認できませんでした。
27日7時に外に出てみると、何か変です。

2016年8月撮影


あれ!CD78が無い!!
台風で飛ばされたようです。
あと、CD78の5mほど上にサイドマウントにして21-4ELが取り付けて有りましたが、CD78が落ちる時にエレメントが絡んだためか、かなり傾いてディレクターのエレメント先端が欠落していました。このアンテナは下ろして、28用に修正して使用する予定。




付近を探索しようとすると、タワーのほぼ真下にCD78が落ちていました。




タワーに足場パイプを固定し、そこにCD78を取り付けていたのですが、足場パイプ毎落下しました。給電部からローディングコイル部分までは、ほぼ無傷ながら、その先のエレメントやキャパシティーハットはグチャグチャになっていました。




道を塞いでいたので、エレメントを分解しながら撤去。これはそれほど時間がかかりませんでした。

一番やっかいなのが、パンザマストに取り付けたマスト。
マストブラケットが90度回転してマストが30度近く傾き、ローテータがユニバーサルカップリングの固定ボルト1本だけで『かろうじて』止まっているだけの状態になっていました。




これを回復するためには丸1日かかりそうです。
1.まず14-4ELをサイドマウントのマストに移す。
2.マスト下部に足場を固定して、そこにハンドウィンチをかける
3.ローテータのマストマウントの半分を外し、マストをフリーにする
4.徐々にマストをずり下げ、50-8elに手が届くまで下げる
5.50-8ELを14-4ELの上に移す。これでマストにはX7000がトップに付いているだけになる
6.ローテータを外し、足場に一時退避させる
7.ローテータ台の固定ボルトを緩め、マストベアリング固定台の真下に来るように調整→固定
8.ローテータを戻し台に固定。一旦パンザから下りて、ローテータの動作確認。
 もし動作不良なら交換
==ここまで4~5時間。8時から始めて12時完了が目標

9.マストをウィンチでローテータ位置まで引き上げ、マストマウントを取り付けマストを固定
10.50-8ELをマストに移し、所定位置まで持ち上げ固定
11.14-4ELをマストに移しで持ち上げ固定

こちらは翌日に回しても、特に問題無し

もっとも困難なところは工程4の部分。50-8ELの重量は、ブーム長9.3m重量11kgと重さはさほどではないが、マストベアリング位置から1.7m程上の部分に固定してある。このモーメントが馬鹿にならず、人力でマストを垂直にしようと思ってもとても不可能。
マスト下部をフリーにして、ウィンチで吊って緩めながらずり下げる事が上手くいくかどうかが鍵だ。

今晩飯能に出発して、明日朝8時から作業にかかる予定。
どなたか、手伝ってやろうというアンテナ工事人いたら連絡下さい(笑)
ローテータ交換も一人でやったので、ほぼ同じ作業なので一人で出来るはず。

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