夢に出てくると。

時たま、夢に故人が出てくることがある。

僕のそれは、
恩師だったり、友人だったり、お婆はんだったり、色々。

夢の中での再会はとても懐かしく、
夢から覚めた時、涙が出そうになる事もあるくらいだ。

故人が夢枕に立つ、それは、
故人が何か伝えたいことがあるからじゃないか、
と、なんとなく気にかける人もいる。

最近も、

「亡くなった家族が『書き物をしたい』と、
　夢の中で言ってたのが、少々気になるんよ。」

という方がおられた。

夢に出てきた故人の発言が心に引っかかる。
しかし、単なる夢といってしまえばそれまで。

うん、そういう時、僕ならこうするかな。

お仏壇の前に、紙とボールペンを置きます。

ボールペンはフタを外しておく。
仏さんがすぐ書けるように。

「ここに置いとくから、好きに書き物してね」、
心の中で、そう言葉かけをする。

僕は、夢の中に故人が出てきて会話を交わし、
夢の中で要望めいた言葉が出てきた時は、
なんとなくだけど、いつもそうしてるの。

ある日、僕の夢の中にお婆はんが出てきて、
金平糖を一緒に食べてた。

子供の頃の思い出が、そうやって夢に出てきたのね。

夢から覚めた僕は、金平糖を買いに行き、
お婆はんが眠る墓の方角に向かって、

「ほれ、お婆はん。金平糖お食べ。」
と心の中でつぶやき、家の窓際に金平糖を置いたん。

ついでに、ちょいとグチッといたわ。

「お婆はんよ、
　金平糖がスーパーになくて、えらい困ったで。
　何軒かスーパーはしごして、
　やっとこさ100円ショップにあったわ。」

金平糖て、売ってへんもんやな。
考えてみりゃ、今ってそない食べへんもんな。

僕は、一夜漬け派であった。

中学生A君は、治療中、いつも時間を惜しむように、
教科書や問題集を読んでいなさる。

えらい殊勝な心がけやないか。
勉学に対する姿勢が、僕の学生時代と雲泥の差や。

なんせ、僕の必勝勉強法(？)は、
『試験前日ＴＨＥ・一夜漬け』やったからな。

それはもう、必死こいて徹夜するわけよ。
若い頃は、2徹・3徹なんて楽勝やったなぁ。(←遠い目)

A君、公民の教科書読んではったから、
横からチラと見せてもろたら、内閣不信任決議だの、
政党政治だの、連立政権だの、与野党だの、

ほほう、オモロイ分野、学んどるな。

ワタクシめが、得意とするカテゴリや。
(↑キラ～ン✨)

特に、僕個人的には野党なんかサイコ～やわ♪
常、ツッコミどころ満載で、ワクワクしちゃう♪

与党への失言叩き、揚げ足取り、大ヤジ大会、
そんなん多くて、微笑ましゅうございます(←？)。
(↑マスコミの報道の仕方にも問題あるんやろけど)

けどもう、お楽しみはそんくらいでええわ。

他に評議すること、なんぼでもあるや～ん。
そろそろ本気出していただきたい。

でないと、いよいよ俺様の出番ということかい、と
大いなる勘違いをしてまうからな。

ちなみに、日本の将来を担う若きA君も、
日本の政治をちゃ～んと独特目線で見てはるよ。

だってA君、政治について、こうツッこんでたもん。
「ソーリ、ソーリ!!」、って。

キミ、それってかなり古いで。
小泉政権の時やがな。

キミはまだ生まれとらんかったやろ。

ま、きっかけが「ソーリ」でも良い、
政治に興味を持ってくれるならば。

そしてAくんよ、キミのそういった感性あふれる
視点を、僕はとても頼もしく思うのだよ。

売り手市場を感じる。

就職が売り手市場というてる。
それは、僕も強く感じている。

当院へ来院なさる学生患者さんの方々、
今まで、学部卒・院卒ともに毎年見送ってるけど、

治療しながらの就活話が、
ここ数年ずっと、格段に明るくなってるの。

ちょい昔までは苦戦気味の学生さんも多く、
夏休み中に決まれば御の字だった。

とにかく気張ろう、気持ちは負けるな、
具体的にはこうしたらいいんじゃない？、
こういった資格を生かしたらどうだろう？、

自分を見てもらうために、嘘はダメやけど、
1のもんを10くらいにアピールしたったれ、

等々、悩める学生さんを治療しつつ、共に考えた。

けど、ここ3年くらいはスルッとスムーズに、
本命何社からも採用をもらえたりして、

A社、B社、C社のうち、どれにしたらいいと思う？、
てな、逆に悩むというなんとも贅沢な相談が目立つ。

学生患者さんを通して、ほんま、
売り手市場なんやな、と肌で感じさせてもろてる。

素人は、企業について語る時、知名度＝大企業みたく、
有名企業のネームバリューで判断する事が多いが、

学生さんは、BtoB企業のことも大変理解なさっている。

そう、BtoBは優良企業が多いし、
企業相手の取引だから、安定した業績を上げてる。

あと、女学生患者さんに僕がよく言うのは、

女性は結婚・出産の可能性があることから、
『女性にとって働きやすい会社かどうか』、
というのもかなり重要なんじゃない？、てこと。

さらに、もっと言えば、女性がキャリアを積むのに、
結婚相手(旦那)選びも大切ですぞ、と。

旦那に合わせるがために、
ご自分(妻)が、泣く泣く志途中になってしまう、
そんなもったない女性をたくさん見てきたもの。

なんかもう僕、
おせっかいながら、完全親目線になっとるわ。

父の日、誘導尋問。

昨日は父の日。

母の日に比べ、父の日って影薄ない？
スーパーの売り場見てても、母の日ほど力入ってへんし。

我が家の父の日は、その年によって違う。

父の日を意識してくれる年がありゃ、
全くスル～の年も。

今年は父の日を覚えとった、家族の者。
「お父さん、父の日、何が欲しい？」

何が欲しいかと問われても、思いつかん。

そこそこ人生生きてきて、そこそこ歳くったら、
これといって欲しいもんなんてあらへん。

歳を重ねると、物欲がなくなるとみえる。

そしたら家族の者、喜々として、

「ねぇねぇ、お父さん、
　〇〇のケーキ食べたいよね？
　それに、△△で外食もしたいでしょう？
　あ、◇◇や××も行きたいんじゃない？
　あとさぁ……(延々続く)」

俺様を誘導尋問すんじゃねぇ。

(._.)はいはい…。

〇〇や△△、◇◇も××もメッチャ行きたいです。
(↑棒読み)

断捨離してたら。

チョロチョロと断続的に、断捨離してんのやけどね。

遺影写真になりそうな写真だけ残し、
あとはパァ～ッと景気よくほかしたろ、

と思うも、作業がなかなか進まなくてのぅ。

なんとなく捨てきれない卒業アルバム。
ねぇ皆さん、卒アルの捨て時ってムズくない？

もうこの歳やし、捨ててええやんな。
普段、ぜ～んぜん見ることもあらへんし。

それに、自分の卒アルなんぞ残しておいたところで、
後世、誰が見るねん。

なのに、なんやかやで捨てづらい卒業アルバム。

断捨離がはかどらぬ僕の姿を見かねた、
家族の者はこう言い放ちよったわ。

「家宝以外は残さず。」

ところでさ、
断捨離の最中、小6の時の作文が出てきたん。

懐かしさから読み返し、ソッコ～で破り捨てたったわ。

『僕は、来年中学生になります。
　やがて３年が経ち、中学卒業の時が来たら、
　中卒で自衛隊に入ろうと思っています。
　もし、自衛隊に入らなかったら、
　情熱的な革命家になろうと思います。』

アホ丸出しやんけ。