海人(うみんちゅ)ちさとの<つれづれなるままに>

<金城ちさと>の日記のようなもの♪
「夏木ゆうな」の名前で踊り子やってます☆

8日(水)大島

2011年06月10日 11時35分03秒 | Weblog
本日は、大島という島でした。
都民ボランティアの方で、「いろんな場所を経験してほしい」と配慮して、あちこち行けるようにしてくれてるの。
ちさとは知らなかったんだけど、ここも津波の被害の大きい場所なんだって。
車ごとフェリーで島に渡る。
波がキラキラと光るのを見て、「やっぱ海ってきれいでいいなあ」なんてぼんやりと考えていて、ふと気付く。海ってきれいなだけでなく、恐ろしい事もあるんだよなあって。

大島に着くと、まず目に着くのが大きく傾いた家。そして、うずたかく積まれたガレキの山。
ああ、ここもまだまだなんだな。

大島には時ボラから、大島専属チームが来ていて、その人達と合流。
あるお宅で、大きなテントを立てて、その中に家財道具を運びこむお仕事。
最初に細かいガラスなどを拾い、みんなでテントを組み立てる。
それほどハードでもなく、風が吹いていたので暑くもなく、結構楽♪
休憩時間に、青いエプロン姿のお母さんが、前の大島の写真を見せてくれて、「きれいなところでしょ」って。あと、娘さんが小学生の時に書いた「ふるさと大島」の作文を読ませてくれたり、大島や家族を愛してるんだなって感じた。
このお母さん、休憩するたびに、飲み物やお菓子を差し入れてくれたり、お昼休憩の時には、なんと、ポットと湯呑みとインスタントコーヒーを持ってきてくれて「ご自由にどうぞ」って!すごい、いたれりつくせりだわ☆

テントが立って、そこにお宅の1階の畳を敷く。潮に浸かってもう使えないからだって。そのうえにブルーシートを敷き、ふとんやダンボールに入った衣類を運び込む。津波で痛んだ家の改修工事のためだって。
二つめのテントが、中途半端なんだけど、そこで時間がきて終了。
大島チームが翌日もやるんだと思って、大島チームのリーダーさんに引き継ぎしようとしたら、もうこの現場には来られないんだって。ボランティアのニーズがいっぱいあるから、とにかくいろんな現場にいかなくてはならない。ひとつの現場にかかりっきりにはできない状況だという。
前の日にやったガレキの片付けも、終わっていないけど、今日の現場に入ったって。リーダーさんはすごくもどかしそうでした。

帰る時に、気付いたんだけど、港から数メートル離れたところにフェリーが3せき、コンクリートの桟橋ごと流されているのを見たの。こん大きなものまで流される、津波の驚異を改めて感じました。
それで、今使っているフェリーは広島から持ってきた支援物資だそうです。

フェリーが出航するときに、先程のお家の方たちが家の前で手を振っているのが見えました。出航時間を知ってるから、待っててくれたみたい。2階の窓には青いエプロンのお母さんの姿も見え、みんなでいつまでも、手を振っていました。すごくじーんときちゃいました。



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