徒然なるままに~地球クン

私の永遠のグルであるラマナ・マハルシの対話本について自分なりの解釈で語っています。

第1巻 対話238

2017-07-04 23:07:47 | 日記
マハルシ「いかにあなたが学ぼうとも、知識に際限はありません。あなたは疑う者を見落として、疑いを解こうとします。その反対に、疑う者をとらえなさい。そうすれば疑いは消え去るでしょう。」

マハルシ「泥棒が自分自身を裏切るでしょうか?心が心そのものを見いだすでしょうか?心に心を探すことはできません。あなたは実在を軽視して、非実在である心にしがみつき、しかもそれが何なのかを探そうとしています。」

マハルシ「他者は単なる現れにすぎず、多様性は実在の本性ではありません。私たちは紙の上に印刷された文字を読みますが、その背景である紙は無視しています。同様に、あなたは心の現れに魅せられ、背後にあるものを忘れてしまうのです。」

死後、人には何が起こるか。

マハルシ「あなたが生きている今この瞬間に関わりなさい。未来はそれ自体で面倒を見るでしょう。未来のことを心配してはいけません。」

マハルシ「もし真我の探究が止まれば、世俗の探究が始まるでしょう。
真我探究に従事しなさい。そうすれば真我ではないものは消え去り、真我だけが残るでしょう。これが真我の探究です。」

6ページ以上にわたる長い対話です。真我や探究についての対話なのですが、とてもわかりやすい対話になっています。お馴染みの話が比較的簡単な言葉で語られています。

この本全体の中で好きな言葉が「あなたが生きている今この瞬間に関わりなさい。未来はそれ自体で面倒を見るでしょう。」です。

今この瞬間にこそ真我は実在しているのです。


先日、真我について考えている時ちょうど実在と非実在の狭間に落ちたのですが、もっと探究していきたいと思いました。

私はマハルシの恩寵のおかげで真我を知ることができました。けれどもそれは始まりにすぎないのです。
真我に触れてさらに真我を探究していくのです。