「切り絵を摘み採る会」という名です。
場所が原宿で、それも1日限定の展覧会なようで、場所に怖気付きながらも見に行く事にしました。
久々の原宿は物凄い人でした。
原宿駅から歩いたのですが、駅前の交差点がものすごい人でなかなか前に進まず、緑のうちに渡りきれなくて焦りました。
でも、なんとか渡れて、街の変化かに驚きつつ歩いていると、だんだん人も少なくなっていきました。
場所は、デザインフェスタギャラリー原宿というところでした。
グーグルを頼りに歩いていくと、派手に装飾された建物が見えてきました。
どうやら、ここが、そのギャラリーなようです。
どうやって入るのかよくわからず、また、館もWESTとEASTがあるようで、どういう仕組みがチンプンカンプンだったのですが、
とりあえず、建物に入ってみました。
すると、所狭しと色々な作品が並べてあり、きっと作家さんだろうなって人が各部屋にいて、通っていいのかなと思いながら通りました。

WESTとEASTは別の建物になっていて、1Fの建物を通ってもう一つの建物へと行けるんだけど、
その通路がギャラリーの部屋を通っていくようになっているので、どきどきでした。
作家さん、ごめんなさいと思いながら通りました。

通路も装飾されています。
外にも作家らしき人が作品を並べていて、出ると目があてしまい、またまた申し訳ないと思いながら通り過ぎました。
本当だったら作品を見せてもらっていいんだろうけど、なんか緊張してしまい素通りです。


写真もいろいろゆっくり撮ればよかったのですが、歩きながらの撮影です。


そして、こちらがもう一つの館、EAST館です。
こちらではないのに、間違ってこちらの2Fに行ってグルグルしてしまいました。
入ると、作家さんに注目されます。
ギャラリーとギャラリーが隣り合ってて、ギャラリーを通らないと、隣のギャラリーに行けない作りで、ギャラリーを抜けながら大橋さんの作品を探しましたが、ありません。
それもそのはず、大橋さんのは、WEST館で行われていたからです。
再び、通路を通り、WEST館へと戻ります。
こちらの2Fには外階段から行けるようになっていて、それぞれのギャラリーは廊下から入れる部屋で区切られていて独立していたので、入りやすかったです。

やっと見つけました!
入ると、左手に座っている人がいました。
きっと、大橋さんなんだろうけど、確信が持てずに部屋に入りました。
「こんにちは」と言うと、「こんにちは」と返してくれました。


部屋には、壁一面に切り絵が貼られてありました。
そして、驚いたのは、写真で見ていた時よりも、作品の色の透明度の高さに驚きました。
そして、繊細さにも驚きました。
本当に、これは紙なのかと。
クリアファイルの冊子に入れている作品もあったので、それをめくって裏側をみると、ちゃんと色和紙を貼ってあるのがわかりました。


それにしてもこんなにもたくさんの作品があるとは・・・・。
記念にどれか欲しいなぁと色々見ていました。


これ、1番いいなと思ったのですが、今回の中で1番高かったです。
模様といい、草花といい、動物といい、大橋さんの良さがギュッと詰まっているなぁと思いました。
今、こうやって画像を見ても、やっぱ素敵な作品だ!

季節シリーズ。
この四つ、一緒に並べて飾れたら素敵だろうなぁ。
目白と梅が素敵です。

山茶花かな?
素敵です。

こちらは朝顔
星マークも入っています。


こちらは蓮。
これも星が入っています。
そのほかに、繰り返しの柄もありました。

蓮と鼠。


切手シリーズもありました。




動物が可愛いので、動物が入った切り絵がいいなぁと思って探してました。
部屋に飾るなら、数字がないものがいいかなぁと思いながら探していました。
数字が入りなら、自分の誕生日とか意味のある数字がいいなと思って探しました。
しかし、私の誕生日のものは売れていてなかなか決まりません。

そうこう悩んでいるうちに、作品はどんどん売れていきます。
目をつけていたものも、目の前で売れていくという・・・!
こんなにもバンバン売れるものなのかと驚きました。
それも、普通に摘み採っていて。
あ、それで、今回の展覧会は「切り絵を摘み採る会」なのかと改めて思いました。
まるでお花摘みでもしているかのように。
どれか、大橋さんらしい作品かつ、何かお気に入りの動物入りを・・・と思い、ずっと悩んだ末、
植物が入ってないので、そこは残念ではあるのですが、燕の切り絵をいただくことにしました。
大橋さんの切り絵の最初の出会いは、蛇窪神社の切り絵御朱印で、和柄との組み合わせが面白い!と思ったんですけど、
この燕の切り絵は和柄が入っているのと、私自身、燕が好きなのと、大橋さんの作品に燕がよくあるように思って、
それで、燕の切り絵にしました。
かなり長い時間、部屋にいたので、不審者に思われてないかとも思うのですが、
長くいることで、色々なお客さんの反応が見られて楽しかったです。
お客さんのと会話しているお声の音色や雰囲気で、大橋忍さん本人だ!と確信が持てました。
たまに、インスタライブで作品作りの様子を流してくれるのですが、その時に話しながら作品作りをしていて、
それで、お顔は解らずともお声でわかりました。
お客さんの中には、熱いファンの方もおられ、グッズを持って来られていたり、
今まで買った作品の話をされる方、作品作りのアドバイスをいただく方、次の展覧会について聞いている方など。
その中で、印象に残ったのは、緑の絵の具を使わないというエピソード。
小学校の頃に、緑の絵の具は本当の緑ではないと厳しくいう先生がいたらしく、その影響もあり、緑は色を混ぜて作っているらしく、
いつも絵の具の緑が余るのだそうです。
そういう意味で、自分の買った作品に植物がなく、緑がないのは残念。
後は、次の展覧会について、お話されている方がいて、次は秋に個展があるとのことでした。
上野でですよね、とお客さんが言い、そうですと大橋さんが答えてました。
常連さんなんだろうなぁと。
秋、あるなら行きたいです。
ネットで調べると、昨年の個展の様子が出てきたんですが、その中に、蛇窪神社の原画もありました。
実物、見たかったなぁ。
きっともう売れてしまっていることでしょう・・・。
たまたま通りかかって見る方もいるだろうけど、来るからにはやはり私のように、調べてくる人が多いんだろうなぁと感じました。
人の作品の現物を買うのは初めてかも知れません。
今は摘み採る会と同じように、壁にマスキングテープで透明の袋ごと飾ってます。
そのうち、額を準備したいなと思っています。