今日は「陽だまりの彼女」を見てきました。
ネタばれありです。
はじめのシーン、なんでこんなシーンが・・・と思ったのですが、それはだんだんとわかってきます。
人魚姫の猫版って感じなのかな?
江の島を中心舞台に展開されていきます。
忘れられても好きな人のそばに同じ人間として一緒にいたいと願う猫。
その覚悟がね・・・すばらしい!っていうかすごい!!
映画終わりあたりに英語の言葉がずっと映し出されるシーンがあるんですけど、
私はそのときに、自分を振り返っていました。
自分はどうだったのかなぁと。
そして、その思いはいつかしか、後悔というか、反省へと変わっていました。
映画自体はハッピーエンドではあるんですが、私自身は自分の振り返りの映画となりました。
私は一時の感情ですべてを壊しても構わないと思う人です。
そして実際にすべてを壊してしまう人です。
つい最近もありました。
今年も子どもたちと演劇をしたのですが、その演劇のもともとの時間が25分かかるものなんですが、
20分にしてほしいという話だったので、短くなるように練習していたのですが、それがさらに
15分にしてほしいという話になり、それももう一週間もない直前に言われ。
それは無理だと話しても向こうも引き下がらないので、
そんなんだったらその日にはできないと言ってしまったんですよね。
でも、その日だからこそ、意味があるというか、たくさんの人に見てもらえるチャンスなのに、
私の一時の感情で、出ないなんて言ってしまい、あとで後悔。
子どもたちに話すとすごく残念がってました。その日にやりたいと。
それもそうだと私も反省。
すると、まわりの人が、
「感情で話してはだめよ。ちゃんといつから練習をしていて、また、その話し合いの過程をちゃんと
時系列に並べて上に話すべきよ。そうすればきっと考えてもらえるわよ」
と言ってもらえたんですよね。
それでずっと紙に今までのことを書き出して、再度話に行きました。
久々に自分の想いを語ってかなり精神的に消耗はしたものの、再度かけあったかいがあり、
ちゃんと予定通り、それも20分を確保して上演することができました。
子どもたちもすごく喜んでくれ、公演後のきらきらした顔を見て、掛け合ってよかったと思ったのでした。
一時の感情で大切なものを見失いがちな私。
そうならないようにしないとなぁとこの件でも思ったのですが、この映画を見ていても
何故かそれを思い出し、再び、反省している自分がいました。
今の幸せが少しでも続くよう、そしてそれがこれからも続くよう、そう願うこと。
そしてそう願いつつ、最善を尽くすこと。
あと、思ったのは、この映画の主人公たちのように、変わらず好きだと思える人に会えるのかなぁということ。
生まれ変わってもどんな姿になっても再び会って、そしてまた好きだと思えるくらいに好きな人。
人の気持ちは移り変わるものだと思うのですが、でも、やはりそういった関係は憧れます。
浅い感情だけでなく、ちゃんと奥底にある想いを見失わないよう、そんな風に生きていけたらと思う。
本当に怒りの感情っていうのは私にとって大敵だなと思います。
映画の感想になってないね(汗)
江の島が何度も出てくるのですが、やっぱ江の島っていいなぁと想いながらみてました。
なぜか、私は島に惹かれるんですよね。
それもこじんまりした島に。
ずっと先祖をさかのぼると島の人なのでそれでなのかもしれないけど・・・・。
そういう意味では、意思っていうものは器が変わっても引き継がれていくものなのかもしれませんね。
そしてそれはある意味生まれ変わりなのかもしれませんね。