□本日落語二席。
◆桃月庵白酒「ざるや」(NHK総合『新春生放送!東西笑いの殿堂2022』)。
浅草演芸ホール、令和4(2022)年1月3日生放送。
◆桂二葉「つる」(NHK総合『新春生放送!東西笑いの殿堂2022』)。
東京渋谷NHK112スタジオ、令和4(2022)年1月3日生放送。
毎年やっているこの『新春生放送!東西笑いの殿堂』では、かならず前年「NHK新人落語大賞」の優勝者が出演することになっている。
今回は、昨年、史上初女流と史上初満点で優勝したという桂二葉が堂々の登場だ。演目は、かつて二葉自身がこれしかできないと言っていた「つる」である。つまり、自信ネタということになるのだろう。
「NHK新人落語大賞」のとき演った「天狗刺し」では、他の出演者を圧倒してウケにウケまくっていた二葉だったが、今回の高座ではさほどでもなかったか。
今後は、「NHK新人落語大賞」優勝者として、さまざまな場に呼ばれて落語を披露することがあろうかと思うが、ときに、今回のように落語だけを聞きにきたという以外の高座をつとめるようなときに、どれだけ観客を満足させられるかという課題と向きあうことになるだろう。
たとえば、毎年この『新春生放送!東西笑いの殿堂』に出演している桂文珍はスタジオで演ろうがNGKで演ろうが、きっちり客をわかせているのはさすがだと思う。
それにしても、二葉が落語を演っていたときに、すこしのあいだ映し出された海原はるか・かなたの二人の顔は、まったく笑む様子もなく暗く澱んでいたのはどういうことだったかと気になった。
◆桃月庵白酒「ざるや」(NHK総合『新春生放送!東西笑いの殿堂2022』)。
浅草演芸ホール、令和4(2022)年1月3日生放送。
◆桂二葉「つる」(NHK総合『新春生放送!東西笑いの殿堂2022』)。
東京渋谷NHK112スタジオ、令和4(2022)年1月3日生放送。
毎年やっているこの『新春生放送!東西笑いの殿堂』では、かならず前年「NHK新人落語大賞」の優勝者が出演することになっている。
今回は、昨年、史上初女流と史上初満点で優勝したという桂二葉が堂々の登場だ。演目は、かつて二葉自身がこれしかできないと言っていた「つる」である。つまり、自信ネタということになるのだろう。
「NHK新人落語大賞」のとき演った「天狗刺し」では、他の出演者を圧倒してウケにウケまくっていた二葉だったが、今回の高座ではさほどでもなかったか。
今後は、「NHK新人落語大賞」優勝者として、さまざまな場に呼ばれて落語を披露することがあろうかと思うが、ときに、今回のように落語だけを聞きにきたという以外の高座をつとめるようなときに、どれだけ観客を満足させられるかという課題と向きあうことになるだろう。
たとえば、毎年この『新春生放送!東西笑いの殿堂』に出演している桂文珍はスタジオで演ろうがNGKで演ろうが、きっちり客をわかせているのはさすがだと思う。
それにしても、二葉が落語を演っていたときに、すこしのあいだ映し出された海原はるか・かなたの二人の顔は、まったく笑む様子もなく暗く澱んでいたのはどういうことだったかと気になった。