竹林亭白房

小遊三「かぼちゃ屋」★落語

□本日落語五席。
◆五街道雲助「火事息子」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、令和元(2019)年11月26日(第617回「TBS落語研究会」)。

◆三遊亭小遊三「かぼちゃ屋」(NHKラジオ第一『真打ち競演』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和3(2020)年11月11日収録※11月20日OA。
上方落語「みかん屋」を、四代目柳家小さんがみかんをかぼちゃに置きかえて演り始めたのが東京での「かぼちゃ屋」の嚆矢とされている。当初は「かぼちゃ屋」とせず「唐茄子屋」としたことで、「唐茄子屋政談」の「唐茄子屋」(※もとは「政談」がついていなかった)と混同されたことによる逸話があるのだが、この件についてはまだちょっとよくわからないことがある。

いずれにしても、東京落語「かぼちゃ屋」は、上方落語「みかん屋」の、みかんをただかぼちゃにかえて演っただけというのが自分の認識であった。そして、今まで聞いてきたのも確かそうだったはずではと。

が、今日聞いた小遊三の「かぼちゃ屋」は「みかん屋」の「かぼちゃ屋」ヴァージョンであるにはちがいないのだが、途中、かぼちゃを売り行った与太郎が往来で男にかぼちゃ売りを助けてもらうところとか、帰ってきて、短時間でかぼちゃを売りきってきたことで、叔父(伯父)さんにほめられて飯の仕度をしてもらうところなど、一部「唐茄子屋政談」の筋とかさなるところがあるなとぼんやりながら思った。

これは、小遊三の演りようでそう聞こえたのか、または、明確に小遊三が意識してそう演じたのか、はたまた、四代目小さん以来、これが演じられているうちにそのようになってきたのか、ちょっと興味をそそられるところではある。

◆三代目桂春蝶「ご先祖様」(ABCラジオ『日曜落語なみはや亭』)。
神戸喜楽館、令和3(2021)年11月28日(「プロ野球応援ウィーク答え合わせ編」千秋楽)。

◆立川談慶「狸札」(NHKラジオ第一『らじるラボ~よってたかって立川談志』)。
東京渋谷NHK放送センター内スタジオ、令和3(2020)年11月3日OA。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久扇・二代目林家三平・六代目三遊亭円楽・林家たい平(日本テレビ『笑点』第2788回)。
宮城県石巻市マルホンまきあーとテラス、令和3(2021)年11月13日収録※12月5日OA。
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