□本日落語一席。
◆六代目(七代目)柳亭小燕枝「提灯屋」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
湯島天神参集殿、平成29(2017)年9月27日(「独演会小燕枝の会」)。
久しぶりに聞いた「提灯屋」。江戸前で調子の良い落語である。ここに登場する男たちは、米屋のご隠居以外、みなチラシを読めない無筆である。
しかし、家紋となると、判じ物などさえ使ってたいそう博学のようだ。また、当時は無筆であっても、家紋の名は言えるという知識をもっていたということなのだろうか。なかなか興味深い世相背景である。
◆六代目(七代目)柳亭小燕枝「提灯屋」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
湯島天神参集殿、平成29(2017)年9月27日(「独演会小燕枝の会」)。
久しぶりに聞いた「提灯屋」。江戸前で調子の良い落語である。ここに登場する男たちは、米屋のご隠居以外、みなチラシを読めない無筆である。
しかし、家紋となると、判じ物などさえ使ってたいそう博学のようだ。また、当時は無筆であっても、家紋の名は言えるという知識をもっていたということなのだろうか。なかなか興味深い世相背景である。
さて、この小燕枝、この7月から柳家さん遊と改名したようだ。今年御歳七十五で大御所の類だと思うが、この年齢で、長年(四十年)親しんだ、また親しまれた名を改名するとは、どういうきっかけだったのだろう。
小燕枝が、本来真打名でないということに関係するものか。それだったら、柳亭燕枝を襲名するとよいとも思われるのだが。改名したさん遊というのは、別に襲名ではないようだ。
もしかして、ものすごく穿った見かたをすれば、近々若い落語家で誰か柳亭燕枝を襲名するという話がもちあがっているなどということがあるのだろうか。もしそういうことになると、大先輩に小燕枝がいるとまずいじゃないかという流れでの、さん遊の改名とか。いや、たんなる邪推ですが。いずれにしても、今回の改名は気になるできごとだ。