□本日落語一席。
◆笑福亭笑利「苦節二十年」(BSよしもと『若手創作落語の会』#36)。
天満天神繁昌亭、令和7(2025)年3月21日収録(「BSよしもと若手創作落語の会」)。
二十歳のときのカノジョに会うために、四十歳になった博士は二十年過去に遡れるタイムマシンを苦節二十年かけて作った。しかし、それでは六十歳になってしまった博士が遡るのは四十歳の自分である。それではと、また作りなおすために苦節二十年をくり返しては、同じ失敗に陥って博士は九十歳になる。
やっと九十歳になって、ちゃんと今度は七十年過去に遡れるタイムマシンを作ったはいいものの、もうそのころには二十歳のときのカノジョの顔を忘れてしまったというので落げである。
全体に爆笑が起るような落語ではないのだが、絶えずクスクス笑いが続くというおもしろい小品である。なんだか、いかにも落語らしいと言える創作ものだ。笑利は才人だな。
◆笑福亭笑利「苦節二十年」(BSよしもと『若手創作落語の会』#36)。
天満天神繁昌亭、令和7(2025)年3月21日収録(「BSよしもと若手創作落語の会」)。
二十歳のときのカノジョに会うために、四十歳になった博士は二十年過去に遡れるタイムマシンを苦節二十年かけて作った。しかし、それでは六十歳になってしまった博士が遡るのは四十歳の自分である。それではと、また作りなおすために苦節二十年をくり返しては、同じ失敗に陥って博士は九十歳になる。
やっと九十歳になって、ちゃんと今度は七十年過去に遡れるタイムマシンを作ったはいいものの、もうそのころには二十歳のときのカノジョの顔を忘れてしまったというので落げである。
全体に爆笑が起るような落語ではないのだが、絶えずクスクス笑いが続くというおもしろい小品である。なんだか、いかにも落語らしいと言える創作ものだ。笑利は才人だな。