ジュディマリのCD塊の中から、無事発見。 久々、聴き込んでみやした。
Green Street / Grant Green
★★★
#1 No.1 Green Street
#2 Round About Midnight
#3 Grant's Dimensions
#4 Green with Envy
#5 Along Together
#6 Green with Envy(Alt.take)
#7 Along Together(Alt.take)
Grant Green (g)
Ben Tucker (b)
Dave Bailey (d)
Apr.1, 1961 NYC
というトリオ編成のため、メロディを司るグラントのギターをアタマからケツまで、堪能できるアルバムでやす。
初期のグラントのギターをとにかく聴きたい方には、一番お勧めw
っぱ Rudy Van Gelder の手によるリマスター盤の音はエエなぁ~
グラント特有の粘着質でザラついたピックと弦の擦れる音がメチャ生々しいw
あと、ちょいとビレ気味なんかな...
エッジが効いてる分、「ツタ、ツタッ、パツ、パツッ」て感じなんで、
#2、#5 のような曲に、グラントのギターは、向いてるのかどうか? よぉわからんですが...
(『Along Together』 も、だいぶアレンジは違いますが「続 目からウロコ」に収録されてる、これからマスター予定曲)
本人がどんだけジャズを演りたかったか? に関係なく、Alfred Lion の大のお気に入りになっちゃたおかげで、
'60代前半に、多数のセッション録音をさせられてますが、この人、ほんと共演者に恵まれてると思いやす。
アルフレッドが狙ったコンセプトに基づく、作品毎の緻密な共演者配置が成されてるため、
一枚として(グラントのギター以外)同じようなアルバムが無いという...
このアルバム・コンセプトは、とびきりソリッドな ふたりのリズム隊とのシンプルな構成で、グラントの黒い部分を前面に押し出す
...かな。
このリズム隊はええですよぉ~
ヘビー級ボクサーのボディブローの如く、重く塊感のあるベンのベースと、
音数が少なく、ステディそのもののデイヴのドラムがとても好印象。
#3 や、このアルバムで一番好きな曲 #4 のベンのベース・ソロの間には、
珍しくグラントのコード弾きによる ”こじんまりした” バッキングを聴けやす。