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観劇の感想もろもろな備忘録。
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『BORN TO RUN さよなら初代0系新幹線~引退記念スペシャルバージョン』ストーリーと感想

2009-04-25 15:52:45 | テレビ
NHK BS2 ミッドナイトステージ館 劇団ギンギラ太陽's 公演 『BORN TO RUN さよなら初代0系新幹線~引退記念スペシャルバージョン』を観ました。
ストーリーと感想を備忘録として書きます。

※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【作・演出・かぶりモノ造形】
大塚ムネト


【ストーリー】
昭和39年に誕生し、“夢の超特急”として活躍してきた初代0系新幹線。
しかし、次々と開発される新幹線の登場により、今ではすっかり脇役に。たまに走ることがあっても、広島までの各駅停車「こだま号」としてのみで、「ひかり号」として東京~博多間を走っていたのは、今や遠い昔に…。
そんな中、全ての初代0系新幹線の引退が決まり、彼らはラストランを前に、東京まで走る!という大胆な行動に出た。


【感想】
モノにも命と喜怒哀楽があり、誕生と終焉がある。このポリシーにのっとって、モノである0系新幹線たちの“かぶりモノ”をかぶって役者が演じていた。
“走るために生まれてきた彼ら”の叫び、「250キロは遅いですか?!」この言葉にじーんとさせられた。高度経済成長を支えてきた彼らが、モノであるが故に、時代に使い捨てられていく哀しみが切なかった…。

一番最初に感じた、お笑いのような軽さはすぐになくなり、笑わせながらも心に響く素敵な作品だった。途中で入る、アナザーストーリーの“女ビル”の話にも、ぐっ‥とこみ上げるものがあった。


【余談】
おまけ?の映像で見せた、大塚ムネトの子供のようにキラキラした感性に、人柄がにじみ出ていて、ほっこりと癒やされた♪


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