Chiba Junior Strings

千葉ジュニア・ストリングス

第18回定期演奏会

2014-08-31 | 定期演奏会


2014年8月31日(日)14:00 京葉銀行文化プラザ音楽ホール

指揮        富川 歓
コンサートマスター 中台寛人 飛田晴彦
インスペクター   西山 涼 飛田信彦  演奏40名

モーツァルト   アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
レスピーギ    リュートの為の古風な舞曲とアリア第3組曲
チャイコフスキー 弦楽セレナーデハ長調 作品48

https://www.facebook.com/kazuko.tomikawa

今日の演奏会を立川から聴きに来て下さったピカリ直美先生がFaceBookに投稿して下さったのですが、、F.B.って、皆さん見られるのでしょうか、、??


2014夏合宿

2014-08-17 | C.J.S.の現在

夏合宿が無事に終わりました。お手伝い下さった先生方、心配で駆けつけて下さったOB、OGの皆さん、色々な手配、準備をして下さった役員の御父母の皆さん、そして子供達を送り出して下さった御父母の皆様に感謝致します。


今回初めて演奏会に出る3人のメンバーは、偶然全員1st violinです。昨年まではお姉さんにぴったりくっついていたJ君は、今年の春からは少し大きな男の子の仲間に入って楽しそうにしていました。同姓の同学年の子がいないNちゃんも、時にはお姉さん達の話の輪に入ったり、しっかり弾いたり。


マイペースなY君は、チャイコフスキーのスコアを見ながら手を動かして弾いている気分、全部覚えてしまったようです。この3人が飽きることなくしっかり聴いたり行動してくれたので、とても楽でした。


チェロ、紅一点の団員Mちゃんが足を故障してしまって、それでも松葉杖で移動しながら参加。送り迎えの御両親も大変です。新しく皆さんに渡したアンコールの曲を、Kちゃん、Mちゃんとトリオで楽しそうに弾いていました。こういう姿を見るのは楽しいね、、みんな続くといいなぁ~
今回の演奏会からお手伝いをお願いしたY先生は、湘南の佐藤明先生のお嬢さんです。ひょんなことから、Y先生のおじいちゃん(お母様であられる佐藤朋子先生のお父さん)が、私の母の小学校の教え子ということがわかり、、不思議な繋がりを感じています。


2週間後は演奏会です。みんなの姿勢のこと、ボーイングのこと、言いたいことは未だたくさんあるのですが、、最後の日にインペクが話したように、とにかく宿題終わらせて、病気にならないように気をつけて、CDもたくさん聴いて、そしてしっかり弾きましょう。

今回の曲目解説を貼り付けます。3曲、少しづつ繋がりがあるんですよ。


アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525   モーツァルト
Eine kleine Nachtmusik

Wolfgang Amadeus Mozart(1756~1791)
モーツァルトは、オーストリアのザルツブルクで大司教宮廷に仕える音楽家の父レオポルドの末子として生まれました。幼少よりクラヴィーアや作曲を父から教わり、6歳になる頃から始まった父や姉ナンネルとの演奏や勉強の旅は、約10年間続いています。セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」と呼ばれるこの曲は、1787年8月、モーツァルト31才の時、ウィーンで作曲されました。この曲がはじめて出版されたのは1827年、モーツァルトの死後36年後のことで、さらにこの曲が有名になったのは19世紀終わり頃です。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」とは、ドイツ語でアイネ(Eine)は女性形の不定冠詞、クライネ(kleine)は「小さな」、ナハト(Nacht)は「夜」、ムジーク(Musik)は「音楽」、「小さな夜の曲」という意味です。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」というタイトルはモーツァルト自身がつけました。
第1楽章アレグロ 第2楽章ロマンツェ 第3楽章メヌエットとトリオ 第4楽章ロンド


リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲   レスピーギ
Antiche danze ed arie per liuto, SuiteⅢ

Ottorino Respighi(1879-1936)
レスピーギは北イタリアのボローニャに生まれました。ボローニャ音楽院でヴァイオリン、ヴィオラ、作曲を勉強し、弦楽器奏者として活動を開始しました。1900年にペテルブルク帝室歌劇場のヴィオラ奏者となってロシアに赴いたレスピーギは、そこで管弦楽法の大家リムスキー=コルサコフに師事し、それは彼の管弦楽曲の作曲技法を大きく開花させることになりました。1913年にローマのサンタ・チェチリア音楽院の作曲家教授に就任、本格的な創作活動を開始したレスピーギは、その図書館で昔の作曲家の作品を調べるのを楽しみとしました。「リュートのための古風な舞曲とアリア」は、古いリュートのための音楽から、近代的、あるいは新古典主義風に弦楽、又は管弦楽で演奏するようにアレンジしたものです。レスピーギは、この曲について『原曲のもつ気品と香気を失うことなく原曲の時代と性格に適した和声を配し、管弦楽の衣を着せた』と語っています。本日演奏するのは、3つある組曲のうちの第3組曲です。
第1曲イタリアーナ 第2曲宮廷のアリア 第3曲シチリアーナ 第4曲パッサカリア


弦楽セレナーデ ハ長調 作品48   チャイコフスキー
Серенада для струнного оркестра
(Serenade for Strings in Cdur Op.48) 

Peter Ilyich Tchaikovsky(1840~1893)
1840年に生れたチャイコフスキーは、1850年ペテルブルクの法律学校に入学し、1859年法務省の一等書記官になりました。しかし音楽への情熱は断ち切れず、1863年に法務省を辞し、ペテルブルク音楽院の学生となります。1866年卒業後、モスクワ音楽院の和声学の教授になりますが、1878年からは作曲に専念し、1878年ヴァイオリン協奏曲、1880年弦楽セレナードが作曲されました。この作品は、チャイコフスキーが特に愛着を感じているモーツァルトのセレナードを意識した作品となっています。弦楽だけの純粋な形式美,均整の取れた世界を目指しながらも,ロシア風の美しいメロディもふんだんに出てくる名作で、チャイコフスキーがモスクワ音楽院に着任した時からの親友コンスタンチン・アルブレヒト(1836-1893)に捧げられています。アルブレヒトは音楽院でチェロの教授でした。
第1楽章ソナチネ形式の小品 第2楽章ワルツ 第3楽章エレジー 第4楽章ロシアの主題によるフィナーレ